準備運動
「今回の出動もまたガゼ情報
詩たちのチームは結構ヤバイとこまで踏み込んでるって聞いたけど.....
ま、学園一の実力派のチームに入ってるから当たり前だろーけど」
「それにしても、最近よくあいつを学園で見かける。
あと、様子がおかしい」
「ま、詩のチームの任務は夜が基本らしいからな。
.....様子がおかしいのは俺も思ってた。
殿に聞いてみたけど、知らないってさ。
でも何か知ってるように見えた。
教育実習のことだって、その転入生に関わりがあんじゃねーのかな」
「.....詩のことも、安積柚香のこと何かわかったら教えろよ」
「わかってるって。
....そういえば蛍ちゃんやルカぴょんの身辺は変わりないか?」
「今んところはな」
「そっか.....まだ安心はできねーけど
じゃあ俺戻るわ。
お前も早く戻れよ」
「うるせ」
―そんな会話をし、2人はその場を離れる。
蛍と流架は衝撃を受け、まだ頭の整理がつかない様子。
「―あの人が蜜柑の母親だなんて。
そりゃあいつ、学園に目つけられて当然だよな.....」
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