新しい感情(回想)
##NAME1##が去ってからも、しばらく頭から##NAME1##のことが離れなかった。
自分から名前を聞くなんて初めてだった。
クラスメイトでも詩が名前を記憶している生徒は数少ない。
「##NAME1##、か.....」
覚えたばかりの名前を呟いてみる。
初めてだった。
こんなキモチ。
でもその気持ちがなんなのか、詩にはわからなかった。
学園にきてはじめて、こんな時間を過ごした。
そして、何が何でも生きよう、とこれほどまでに強く思ったのも初めてだった_______
詩との出会いで##NAME1##は、もう孤独を感じることはなくなった。
##NAME1##との出会いで詩は、新たな感情を知ることができた。
これが、2人の出会い_______
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