中1夏～

今日から夏休み！
東京の彰の家に遊びに行くんだ！

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｢…あ！彰！｣

仙｢ん？お、○○！｣

｢久しぶりー！｣
｢ね！早く遊びに行こ！｣

仙｢分かったから笑｣

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｢はぁー！疲れたぁ！｣

仙｢いつも以上にはしゃいでたもんな笑｣

｢でも楽しかった！｣


『あれ？仙道くん！！』

仙｢？｣

｢知り合い？｣

仙｢見たことあるような、ないような？｣

『こんな所で会えるなんて運命かも！』
『私服の仙道くんもかっこいい…！』

仙｢同じ学校の子かな？たぶん｣

｢同じ学校の人の顔も覚えてないの？笑｣

仙｢ははは｣

『…何あの子』
『仙道くんの彼女？』

｢…ちょっと、勘違いされちゃってるんだけど｣

『そこまで可愛くもないのに
なんで仙道くんといるのかしら』

｢…あの！！私彰のいとこなんですけど！？｣
｢よく知りもしないくせに言いたい放題なの
辞めてもらえませんか！｣

仙｢○○！｣

『はぁ！？』
『何嘘ついてるのよ！』

｢嘘じゃないし！｣

『仙道くんのいとこだったら
もっと可愛いわよ！』
『仙道くんのことバカにしてるの！？』

｢…っ！｣

仙｢おい。いい加減にしないか｣

『ほら！仙道くんも迷惑してるじゃない！』

仙｢迷惑なのは君たちだよ｣

『なんで！？私たちは仙道くんのために…！』

仙｢俺のためなら尚更辞めてくれないか？｣
｢○○と会える時間は限られてるんだ｣

『…っ…！』

仙｢○○。行こう。｣

｢うん…｣

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仙｢せっかく東京まで
来てくれたのにごめんな｣

｢…彰のせいじゃないよ｣

仙｢…元気ないな｣

｢…うん。悔しくて｣
｢本当のことなのに信じてもらえなかった…｣

仙｢あいつらのことは気にするな｣

｢…ねぇ。｣

仙｢ん？｣

｢うち彰といとこなの辞める｣

仙｢…は？｣

｢他人だったらまたこんなことで
落ち込む必要ないでしょ？｣

仙｢、ちょっと待てって｣

｢いとこって言ったから逆ギレされたんだよ｣
｢だったらいとこじゃなければ
文句は言われないでしょ？｣

仙｢いや、そうかもだけどさ…｣

｢だからこれからは後輩になる！｣

仙｢なんで後輩？｣

｢だって赤の他人だと
一緒にいたらおかしいじゃん？｣
｢でも後輩だったらバスケのことだ
って言えばごまかせるし｣

仙｢まぁ…｣

｢ということでこれからは話す時は敬語で、
彰さんって呼びます！｣

仙｢(…行動力凄いな)｣

｢なので彰さんも後輩のように
接してくださいね！｣

仙｢…○○はそれでもいいの？｣

｢無駄に恨みとか買うのいやだし｣

仙｢俺は○○がそれでいいって
言うなら何も言わないよ｣

｢…ありがとう。｣

仙｢俺が思う後輩の接し方でいいんでしょ？｣

｢？うん。｣

仙｢じゃあ今までと変わんないな！｣

｢…え？｣

仙｢一緒にバスケしたり、出かけたり、｣
｢いつもと変わらなくない？｣



｢…うちって何に悩んでたんだっけ？｣