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さいきん、占いが流行ってるらしくてさ。彼女がどうしてもやりたいってんで、当たるってウワサの占いの館に行ってくるんだ。


見えない未来だから楽しいのにな。女ってのは、よくわかんねぇわ。


弾むように少女は出ていった。


にこり、と期待する笑顔を返して。
(残念だけどお断りするわ。)


勘違いしているようだけど、私はあの子以外興味ないの。


嫁ってなんなんですかね。


従者がいるからといって、家事を怠けるのはいかがかと思いますよ。


主人に捧げたすべて。


覚えておいてください。わたくしは本来、ただ一人にしか手を貸さないんです。


朝間を振り払う。

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