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あの子なら親友ちゃんと出かけるって言ってたわよ?


積もる話はあとにしなさい。まずは、コレをなんとかするのが先です。


浅はかな唇を。


「危険ですよ?」「百も承知!」「はあ…。わかりました、ついてきてください。」


どこまで理解しているかわかりませんが、それでもいいと言うのだから仕方ないでしょう。


「ふふ、やぁね。それは違うわよ。」「え?」「…殺していいですか、このクソガキ。」「うわあああ!!す、すみませんでしたー!」


勘違いさせるような貴方がいけないのよ。


笑顔で朝飯(あさはん)。


忘れられない、思い出になったよ。ありがとう。


わかってるよ!あいつがどうしようもないバカやったことくらい!でもっ…でも、それも全部、あたしの為だったんだ!あたしがそれを否定することはできない!

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