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「馬鹿ですかきみ。僕に凌辱されたんですから、もっと怒ったらどうですか?」「…貴方も気づきなさいよ、バカ。こんなことされても貴方が好きなの。」「…は…。」「ほんと、我ながら趣味が悪いわ。」
俺は何度も彼女たちを裏切った。仲間だなんて甘い言葉だけ吐いて、傷つけた。だから…もう、裏切らない。なにがあっても俺は彼女たちの味方だ。
いいよ。お前が望むなら、いくらでも、なんでもくれてやる。だけどそいつだけはダメだ。
怪我人、女子供には指一本触れさせん!
だいじょーぶ。どさくさに紛れて守ってやるから。
あまりの惨劇に、ただ震えて見守るしかなかった。
とりあえず病院でも行くかぁ…。
彼のあの言葉が気にかかる。あいつらも、何もしなけりゃいいけど…。
待ってるぜ、あんたが来るのを。
小さく葉の擦れる音がした。
