2



「馬鹿ですかきみ。僕に凌辱されたんですから、もっと怒ったらどうですか?」「…貴方も気づきなさいよ、バカ。こんなことされても貴方が好きなの。」「…は…。」「ほんと、我ながら趣味が悪いわ。」


俺は何度も彼女たちを裏切った。仲間だなんて甘い言葉だけ吐いて、傷つけた。だから…もう、裏切らない。なにがあっても俺は彼女たちの味方だ。


いいよ。お前が望むなら、いくらでも、なんでもくれてやる。だけどそいつだけはダメだ。


怪我人、女子供には指一本触れさせん!


だいじょーぶ。どさくさに紛れて守ってやるから。


あまりの惨劇に、ただ震えて見守るしかなかった。


とりあえず病院でも行くかぁ…。


彼のあの言葉が気にかかる。あいつらも、何もしなけりゃいいけど…。


待ってるぜ、あんたが来るのを。


小さく葉の擦れる音がした。

67/96ページ
スキ