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何が起きたのかわからなくて、二人はアホ面で見つめ合った。


やっぱりじゃない。私はやぁよ、めんどーごとなんて。


恥ずかしいのか、むくれた顔で先に行ってしまった。


このボケぇ!先輩になんて口たたきやがる!


痛む胸を抑えながら。


ボールが少女めがけて飛んでいく。


困ったことがあったら、いつでも連絡しておいで。


飛行船…?あの大災害以来、初めて見る…。


見て。星に手、届きそうじゃない?


運命なんてものがあるなら、私はそれに抗う。誰かが決めた道を黙って進むのは嫌だ。

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