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どうせ貴方も私をおいていくのでしょう?
(老いて生く、おいて逝く。)


どの道、死んじまうなら、あんたの腕の中がいい。


形のない武器。


沈むように倒れた。


そんなに追い込まないであげて。本人は努力したのよ、あれでも。常人にしてみれば普通のことだけど、それすらしなかった過去に比べれば大きな進歩だわ。
(フォローじゃなく、むしろトドメ。)


「お腹減りましたね、そろそろ食事にしましょうか。」「それちがう!!」「違うのですか?紛らわしい。」
(動物も、れっきとした仲間です。)


人間じゃない利点。


カラクリがつないだ絆。


誰もが目を覆ってしまうほどの惨劇を、彼は平然と見下ろしていた。


色好みの笑み。

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