short story

short storyをまとめた本棚です。
和風から洋風まで、ゆるっとしたファンタジーから現代的な物まで色々と詰め込みます。

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目次

  • ドラゴンようちえん

    ようちえんの先生として働くソウスケ。彼の園児たちは、とても個性的だ。つやつやとした身体、丸々とした目。背中から生える小さな羽根。生まれたてのちいさなドラゴンたちが集まって暮らすようちえんで、ソウスケは今日も……同僚からいじられる。
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     ドラゴンようちえん
     https://shindanmaker.com/a/764179

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  • その重き愛~カピバラが泣いた日~

    動物と魔法生物の保護と研究を専門にしている国の皇太子アーサーは、人間生活に限界を迎えて、古の魔法を使いカピバラに変化した。部屋に引きこもり、自分はどういう存在なのかと問う毎日を過ごしていたある日、なんの前触れも無く、閉じた扉が開かれる。

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  • 箱入りの、ネコ

    寒い冬の始まり。就職戦争に負け続けたフリーターの亮太は、段ボール箱に入っていた小さな黒猫を拾う。猫だと思っていた黒い毛玉は、家に着くなり手足が伸び、身体も大きくなる。三角の帽子とキラキラと光る青い瞳と金色の髪。変化を終えたネコは声高らかに言葉を発した。

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  • 霧を進みて、鬼ありけり

    「白い霧の中には、鬼が潜んでいる」
    渡船の船頭は、船頭仲間の間で噂される話を思い出して、身を震わせた。
    周囲は漆喰に似た白い霧。船には正体のわからぬ男の客が一人。
    ゆっくりと進む船の行く先で、水が跳ねる音が響いた。

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  • おくるものとおくびょうもの

    あの世とも現世とも言えぬ寂しい場所で、人間に戻る気もなく、かといって霊になる勇気もない曖昧な存在のその【ひと】は、今日も静かに旅立つ光を見送っている。

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  • 鮮国時代

    新鮮な魚を追い求めて、今日も黒い紳士服を着た鳥は海を飛ぶ。

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  • 「なら良し」

    【恋人みたいなふりをして】もふもふ編
    主に地獄を舞台とする冥府おふぃすラブのショートショートです。
    今話の主役は地獄で働くもふもふな獄卒たちのお仕事話。
    本編の主役(菩薩と獄卒)不在です。

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  • ただ褒めに来ただけ

    【恋人みたいなふりをして】もふもふ編
    主に地獄を舞台とする冥府おふぃすラブのショートショートです。
    主役は地獄で働くアデリーペンギンさんと猫又の丹桂。
    丹桂、管理人さんを褒めに行く。

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  • きらきら光る青よりも

    ──肩が触れただけで動揺する私にその世界は眩しい。
    一言では言い表せない、これは、とある夏の、脈はないけどちょっと期待してもいいかなとなってる青い思春期のお話。

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  • 開けてはならぬ

    「開けてはいけないよ」
    「その人は開けてしまったのかな」
    ある夏の日。こんもりとした林の奥で。

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  • 私の財布はかたい

    「なにとぞ、その口を開けてください!」
    《ならぬ》
    財布をスポーツドリンクの海に浸してしまったので、紫色と金色の金具が美しい財布を迎えたら、財布の付喪神に財布を握られました。

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