夢小説内でのお名前の変更設定
よん
貴女のお名前は?
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「玉藻」
童守公園のベンチに腰掛けジッと一点を見つめていた玉藻は不意にかけられた声に、その場にやってきた鵺野を見やるとふと、その口元に自嘲の笑みを浮かべた。
「私は……妖狐失格だ。理由はどうあれ人間を助けてしまったのだから……」
そう声を漏らして額に手を当てた玉藻に、そんな玉藻の隣で眠る夢子へと視線を向けた鵺野は、随分と顔色のよくなった夢子を見やると玉藻へと視線を戻した。
「夢子さんは、大丈夫なのか……?」
「あぁ、妖力の使い過ぎですよ。私が先程妖力を分けたので時期に目を覚ますでしょう」
そう言ってゆるり、と夢子の頭を撫でやった玉藻に、どこか慈しむ様に夢子を見つめる玉藻を見やった鵺野はパチリ、と目を瞬かせるとベンチから立ち上がった玉藻へと視線を向けた。
「アディオス、鵺野先生。貴方の力の秘密を知ることができず残念だ」
そう言って歩き出した玉藻に、夢子を一瞥した鵺野はふ、と口元に笑みを浮かべるとそんな玉藻の背に声をかけていた。
「待てよ玉藻。教えてやるぜ、アレが俺の力の秘密さ」
「え……?」
そう言って此方へと駆けてくる生徒達の姿を見やった鵺野に、同じようにそちらへと視線を向けた玉藻は自分へと駆けよってきた美樹達を見やると目を白黒とさせた。
「玉藻先生ー!!」
「玉藻先生が助けてくれたんだってね!!ありがとう!!」
「教員試験受かったら絶対この学校に来てね!」
そう言って自分を取り囲む生徒達に、困惑した表情を浮かべた玉藻は夢子を抱き上げ歩き出してしまった鵺野に焦り声を上げていた。
「ぬ……鵺野先生?!これのどこが……」
そう言って自分に声をかけた玉藻に、教員になれば分かるさ!と言葉を返した鵺野は、夢子さん大丈夫?と心配げに自分へと駆けよった郷子と広を見やるとふふ、と口元に笑みを浮かべたのだった。
妖狐一族と羽衣一族
SSオマケ→