夢小説内でのお名前の変更設定
19
貴女のお名前は?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
冷え切った部屋の空気に、パッと灯りの灯ったリビングを見やった夢子はそのままキッチンへと直行したマルコを見やると、テーブルの上に置いてあったエアコンのリモコンを手に取った。
「白ひげカンパニーの課長さん達って個性的な人ばっかだね」
「ん?あぁ、まぁねぃ。面倒臭ぇ絡み方するヤツが多かっただろぃ」
悪かったねぃ、と店で何かと夢子に絡んでいたラクヨウ達を思い出しそう苦笑を洩らしたマルコに、いや、面白かった。とそんな課長達に小さく笑みを零した夢子は暖かい空気を吐きだし始めたエアコンに、リモコンをテーブルの隅へと置くとマルコの元へと向かった。
「何かおつまみ作ろうか?マルコ、お酒ばっかであまり食べてなかったでしょ」
「食べなくても飲めちまうからねぃ。じゃぁ適当に頼むよぃ」
グラスに焼酎を注いでそのままその場で飲んでいるマルコに、店内でもお酒ばかり飲んでいたマルコを思い出しそう声に批難の色を混じらせそんなマルコを見やった夢子はカラリ、と笑って自分の頭を撫でたマルコに呆れたように溜息を吐きだすと冷蔵庫へと手を伸ばした。
ガチャリ、と開けた冷蔵庫の中には卵や牛乳などが入っていて、最近では随分と食材の増えたマルコ宅の冷蔵庫に自分が来ているからか…、と週1のペースでマルコの家に訪れていることを思い出した夢子はひっそりと苦笑を浮かべると卵に枝豆に、と適当な食材を手に取った。
「ほらマルコ、飲むならちゃんとソファーで飲みなよ」
「よぃよぃ」
キッチンテーブルに背を預けグラスを傾げるマルコを振り返りそう呆れたように言葉をかけた夢子は、そんな自分をどこか楽しげに見やりそう言葉を返したマルコに、クシャクシャ!と頭を撫でリビングに歩きだしたマルコを見やると乱れた髪を押さえ小さく批難の声を漏らした。
「もー!酔っ払い!」
「ハハッ!あぁ、あとスルメも炙っといてくれよぃ」
「はいはいっ!」
その背にかけた批難の声も笑ってかわしたマルコに、そう言ってその顔に笑みを浮かべ自分を振り返ったマルコへとそう言葉を返した夢子は冷蔵庫の中からイカを取り出すとふ、とその口元に笑みを浮かべた。
(あぁ……なんかコレって……)
「アベックみてぇだねぃ」
「っ!!!」
恋人同士みたいだ、とふとそんな事を思っていた夢子は、不意にその背にかけられた声にビクリ!と肩を震わせるとどこか慌てたようにリビングを振り返った。
ソファーに腰掛けグラス片手に自分を見やるマルコに、そう言ってどこか楽しげに口元に弧をかくマルコを見やった夢子は、自分と同じことを考えていたマルコに、紅くなる顔を見られまいと咄嗟にそんなマルコへと背を向けた。
「アベックって……古いよ、オジサン……!!」
「ハハッ、今じゃもう死語かねぃ」
そう苦しまぎれに上げた声も笑って返したマルコに、再び上機嫌にお酒を仰ぐマルコをチラリ、と伺い見た夢子はきっと酔ってるんだ…、と自分に言い聞かせるよう手元の卵へと視線を落としたのだった。
そんなやりとりさえ嬉しくて……
SSオマケ→