夢小説内でのお名前の変更設定
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貴女のお名前は?
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らっしゃい!と威勢よくかけられたその声に、暖房で暖まった店内へと入ったマルコはホッと一息つくと閑散としたラーメン屋を見回した。
数人客がいるだけの店内に、達磨ストーブが置かれるテーブルの側を陣取った夢子を見やったマルコはその正面へと腰掛けると、壁に貼り付けられる手書きのメニューを見やりはぁ…、と思わず感嘆の声を漏らしていた。
昔ながらの張り紙メニューに『店主おススメ背油豚骨ラーメン!!』の文字を目で追っていたマルコはハイヨ、とテーブルに置かれたコップと水差しを見やると、伝票片手にテーブル横に立った男性へと視線を向けた。
「注文は?」
「味噌ラーメンもやし大盛りー」
「ホントそれ一択だな、夢子ちゃんは」
「オッチャンのラーメンは味噌が一番美味い」
「そう言ってくれんのは嬉しいが、俺のおススメは背油豚骨だって言ってんだろ」
「カロリー高いし、味濃いもん」
「ソコが良いんだろ。で?
そう言って呆れたように苦笑を洩らしたこの店の店主に、そんな夢子と店主とのやり取りをなんとはなしに見ていたマルコは唐突に自分へとそう声をかけた店主にあ゛ー、と言葉を濁らせると壁のメニューを仰ぎ見た。
「俺ぁ……その『おススメ』をもらおうかねぃ……」
「ハイヨー!味噌もやし増し増しとおススメ一丁!」
そう言って店主へと視線を戻したマルコはひどく嬉しそうに顔を綻ばせ厨房へとそう声をかけた男性に、ハイヨー!と返ってきた声を聞くと自分達を振り返りその顔にニコニコと笑みを浮かべた店主を見やり怪訝そうに眉を顰めさせた。
「いやぁ、しかしあの夢子ちゃんがカレシ連れて来る日が来るなんてなぁ!オッチャン歳も取るわけだわ」
「白ひげカンパニーのお偉いさんだよー。凄いでしょー」
「マジか?!!オイ母ちゃん凄ぇ人がウチに来てんぞ―!!」
そう言ってガハハ!と笑った店主に飲みかけていた水をゴフッ、と喉に詰まらせたマルコは、その店主の言葉にニッコリと顔に笑みを浮かべ自分を指差した夢子に、ハッ…?!と声を上げると、驚きに目を丸くさせ店の奥へと駆けて行ってしまった店主の背を見やり、呆けたように正面に腰掛ける夢子へと視線を戻した。
「……オイ、誤解されたんじゃねぇかぃ、今の……」
「別に私は肯定したわけじゃないもん」
そう言って面白いオッチャンでしょ?と笑った夢子にザワザワと騒がしくなった厨房を一瞥したマルコは、どこか楽しげな夢子を見やると痛む頭に手を当て小さく溜息を吐きだした。
「どうせならもっと若ぇ男紹介しとけよぃ……」
「えー?私は15上でも全然OKだよ?」
そう言ってどこか非難めいた視線を自分へと寄越したマルコに、フフ、と楽しげに肩を震わせた夢子はからかうんじゃねぇよぃ、とグシャリと自分の頭を撫でやりそっぽを向いてしまったマルコを見やるとひっそりと苦笑を洩らし運ばれてきたラーメンへと視線を向けたのだった。