夢小説内でのお名前の変更設定
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貴女のお名前は?
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カタカタと揺れるバスに、駅から随分と離れた閑散とした町までやってきたマルコは、自分の隣に腰掛けジッと外を見つめる夢子の横顔を見やると、同じように窓の外へと視線を向けた。
まばらに民家が立ち並ぶその風景に、随分と田舎まで来たな…と田園風景が続く景色をぼんやりと眺めていたマルコは不意に暗くなった車内に、パチリ、と目を瞬かせると正面へと視線を向けた。
ゴウゴウとエンジン音が鳴り響くトンネル内に、心許無い灯りが付けられている天井を見やったマルコは崩落しそうだねぃ…と口から出そうになったその言葉を寸での所で呑み込むと、くぁ…、と小さく欠伸を漏らした夢子へと視線を戻した。
こんな田舎道にも慣れているのかガタガタと揺れる車道にもたいして反応を示さない夢子に、膝の上に置いていた植木鉢へと視線を落したマルコはそういえば、とふと思い出したように再び夢子へと視線を戻した。
「なんで植木鉢なんだぃ?墓参りっつったら普通切り花だろぃ」
「んー?あぁ、グランマがねペチュニアが好きだったの。実家の花壇にも植えててさ、毎年凄く綺麗な花を咲かせてたんだよ」
そう言って自分へと視線を向けた夢子に、へぇ、と納得したように声を漏らしたマルコは次の瞬間パッと明るくなった視界に小さく目を細めると手元の植木鉢から窓の外へと視線を投げやった。
「………こりゃ、すげぇな」
「でっしょー?ココは田舎だけどさ、私海も山もあるこの町が結構気に入ってるの!」
長い長いトンネルを抜け再び外へと出たバスに、視界一杯に広がる真っ青な海を見やったマルコはポカリ、と呆けたように口を開けると、そう言った自分にひどく嬉しそうにその顔を綻ばせた夢子へと視線を落した。
本当にこの町が好きなんだろう、ニコニコと楽しげに海を眺める夢子を見やったマルコはふと、その口元に弧をかくと同じように窓の外へと視線を向けた。
太陽の光を反射してキラキラと輝く水面に、どこか懐かしささえ感じさせるその海をどこか呆けたように眺めていたマルコはあ、次だ。と言って備え付けのブザーを鳴らした夢子にゆっくりとそのスピードを落としたバスを見やると降りる準備を始めたのだった。