夢小説内でのお名前の変更設定
17
貴女のお名前は?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
~~♪~~♪
暫くとりとめのない話しをしていた夢子達は、不意にTVから流れてきた軽快な音楽に会話を止めるとふと、そちらへと視線を向けた。
クリスマスシーズンになりどこもかしこもクリスマスの宣伝を始めるTVに、オモチャのクマやウサギがパレードをしながら各家へとクリスマスプレゼントを配っている某オモチャ会社のCMを見ていた夢子は、可愛らしい女の子がその画面上に映ったことに小さくあ…、と声を漏らしていた。
トイファクトリーの広告塔でもあるその女の子に、自分より確か随分と歳が上だったような気もするシュガーを見やった夢子は、プレゼントされたブリキのオモチャを見てひどく嬉しげに顔を綻ばせるシュガーを見やると、その『近日発売!!』と謳われたブリキの兵隊に一応商品化されてるんだ…、とバッグに詰め込まれているソレに小さく感嘆の声を漏らした。
「今のガキってぇのは……あぁいうモンが好きなのかねぃ」
俺にゃぁさっぱりだ、と言って別のCMへと移ったTVから手元の珈琲カップへと視線を戻したマルコに、『ソレ』を考案したトイファクトリーの副社長の顔を思い浮かべた夢子は小さく苦笑を洩らすと徐にソファーから立ちあがった。
「あの人形、私持ってるよ」
そう言ってつい数時間前にコラソンから押し付けられた、もとい貰ったそのブリキの兵隊をバッグの中から取り出した夢子に、ホラ、とソレを自分へと見せた夢子に怪訝そうに眉を顰めたマルコはソレを手に自分の隣に腰かけた夢子を訝しげに見やった。
「なんでまた……そんなもんをお前ぇが持ってんだぃ……?」
「んー?知り合いにトイファクトリーの人が居てこれは試作品なんだって」
そう言ってハイ、と渡されたブリキのオモチャに、どこか懐かしささえ感じさせるソレを手に取ったマルコはくるみ割り人形を連想させるその兵隊に、パチクリ、と目を瞬かせた。
「今時くるみ割り人形なんて珍しいねぃ……」
「あー……ソレね、実用性も兼ねてカシューナッツの殻が割れる人形なんだって」
そう小さく零してカコカコと背中のレバーを動かしていたマルコはそう言って兵隊の腰に括りつけられていた小さな袋からふた粒のカラ付きカシューナッツを取り出した夢子を見やるとは…?と呆けたように声を漏らしていた。
「確かに今のくるみ割り人形ってぇのは、殆ど飾り用ばかりで実用性がねぇとは聞いちゃいるが………それをどうしたらカシューナッツになるんだよぃ……」
「さぁ……?あの人の考える事はイマイチ分かんないから」
そう言って小首を傾げた夢子に、あの人…?と怪訝そうに眉を顰めさせたマルコはちょっと貸して、と手を差し出した夢子に手にしていたブリキの兵隊を夢子へと手渡した。
押し上げたレバーに、開いた口へとカシューナッツを詰め込んだ夢子は備え付けの説明書を読むとあ、とどこか声を弾ませていた。