夢小説内でのお名前の変更設定
第十八話
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「成程……それで思わず同田貫に怒鳴っちゃった、と……」
「ただの私の八つ当たりだと頭では分かっていたのですが……。同田貫殿も私を気遣って声を掛けてくれたというのに……」
どうしてあんなことを…、と三度溜息を吐き出した小狐丸に、先ほどの出陣であった出来事を聞いていた夢子は、ひどく申し訳なさそうに肩を落とす小狐丸を見やると何かと小狐丸の事を気にかけている同田貫に、ふと、笑みを浮かべあのね、とそんな小狐丸の顔を覗き込んだ。
「同田貫はね、別に貴方に同情してるわけじゃないのよ。彼も………貴方と同じだったから、小狐丸の事が気にかかってたんだと思うわ」
「同じ……?ですが彼に不具合など……」
そう言って自分の顔を覗き込む主君に、そんな主を見やり目を瞬かせた小狐丸は確かにそうではないけど、と苦笑を洩らした主に顔を上げると三度目を瞬かせた。
「同田貫はね、私が顕現させた子じゃないの。彼もね………貴方と同じで、元主に見放された子だったのよ。……彼の元居た本丸の審神者がね、失踪してしまって………同田貫はその本丸に唯一取り残されていた刀だったの」
「………っ!!!」
そう言って苦い笑みを浮かべた主に、初めて聞くその話に小さく目を見張った小狐丸は先ほどの同田貫の憂いを帯びた表情を思い出すと、あぁっ…、と声を漏らし顔を隠すようその両手で顔を覆った。
「私は……なんてことを同田貫殿にっ……」
「きっと同田貫は気にしてないわよ。だって彼帰ってきて早々『小狐丸が練度10になったから今日の晩飯は稲荷寿司な』って言ってきたのよ?」
ただ同情してるだけの子がそんなこと言う?と笑った主君に、悲痛にその眉を寄せた小狐丸はこれからも頑張ろうね、と掛けられた言葉にはいっ、と声を震わせると同田貫に謝るべくその場を駆けだしたのだった。
小狐の相槌打つはたぬきなり
SSオマケ→