Unbelievable girl
name change
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【ばなちゃんの部屋】
『おはよう~、こんにちは。こんばんは。橘紗雪です。この度、ソロを卒業してグループに加入したので、メンバーとの距離感を少しでもいいから縮めようとマネージャーさんに強く言われたのでどっきり企画をしようと思います。』
『この個人チャンネルを通して、メンバーの素の姿見れたらいいな、ってなわけで今回はこの3人でーす!』
『動画がよかったら、チャンネル登録と高評価。それとリンクに載ってるグループの公式チャンネルも見てみてね!』
深澤辰哉
珍しく集中した様子で携帯ゲームに勤しむふっか。
(私も動画なかったら一緒にゲームしたのに、なんて)
『辰哉。』
深「・・・!!!!??」
さらっと呼ぶと驚いた顔で手に持っていたスマホを落とすふっか。
何なら口をあんぐりと開けて私をガン見する始末。
『どうしたの?辰哉。』
深「ちょ、え、・・・ねえ、え?え?」
『落ち着いて。』
深「今下の名前で呼んだ?ねえ、呼んだよね?」
『どっきり大成功~』
めんどくさそうな予感がしたから早々にネタバレ。
でも、動画が止まると同時に。
深「また呼んでね」
『・・・はーい。』
めちゃくちゃ至近距離で甘えた声で言われた。
(これがリア恋枠ってやつなのか?)
佐久間大介
楽屋でわんこの次に元気なはずのさくちゃんが静か。
(なんか悪いものでも食べたのかな?って心配)
『さくちゃん?』
佐「・・・」
いつもだったら反応してくれるが無言で振り返るだけ。
何となく私がしようとしてることがバレている気もするけど心配が勝ったので。
『大ちゃん』
佐「!!なあに、紗雪」
『この反応、まさか。』
佐「ばなちゃんの部屋のメンバー」
『あ~、まあいっか。』
私の個人チャンネルを見て次は自分と分かったらしい。
概要欄に軽く年齢順って書いたのが運のツキだったらしい。
佐「もう一回!」
『はいはい。大ちゃん。』
元気な声でアンコールを所望されたので答えるのだった。
(これは今後俳優とかしたら化けるんじゃ?)
渡辺翔太
どうやら今日のなべはおねむ君らしい。
(楽屋について早々私の膝で堂々と眠る彼)
『寝不足?』
渡「・・・ん、」
頷くが退く気が無いのか私の方に顔を向けて寝返るなべ。
ふっか、さくちゃんに舘さんと同い年なのって思うくらい幼い反応に頬が少しだけ緩む。
『翔太。お疲れ様』
渡「は?」
『どうしたの。翔太』
渡「・・・~っ!」
『やだった?』
私の膝に頭を乗せたまま目だけは私を真っすぐ見つめるなべ。
その頬は真っ赤でさらりとその頬を撫でてもう一声。
『翔太』
渡「ぜんっぜんよくない!!」
ばかと一言を貰うと同時にぎゅ、と抱き枕のように抱き着いて照れる顔を隠すなべだった。
(何だかんだで喧嘩するけどこういう時は歳相応だよね)
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