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「お弁当ひとつで、今日が特別な日に変わったんです」

午後2時。
屯所の食堂は、ほとんど誰もいなくなっていた。

今日もろくに休憩も取れず、
デスクで事務仕事を片付けていたそのとき。

「山崎さーん、来客! なんかお弁当持って来てるよ?」

後輩の声に顔を上げると、
廊下の向こうで手を振るあなたの姿が見えた。

「……あ」

その瞬間だけで、疲れが全部吹き飛ぶのがわかった。
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