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「体の熱より、君の手のぬくもりに甘えてしまいそうだった」

「熱、あるよ……38.7度。ちゃんと休んで」

「……うん」

言われるがまま、布団に寝かされる。
冷たいタオルが額に置かれた瞬間、少しだけ目が覚めた。

横に座ったあなたが、そっと俺の髪を撫でてくれている。
その手の優しさに、なぜか涙が出そうになった。

「……ごめん、心配かけて」

「ううん。わたし、看病するの、好きだから」

「変わってますね……」

「山崎さん限定だけどね」

くすっと笑う声が、体の芯まで沁みた。

(……弱ってると、こんなにも人恋しいんだな)
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