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「触れたのは、手より先に、たぶん心でした」

彼女の部屋の前で立ち止まると、
指先が名残惜しそうに、すっと離れていった。

でもそのあと、
小さな声で、彼女が言った。

「……またつないでいい?」

その言葉が、何よりもあたたかかった。
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