桃源郷に集合
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今日も今日とて平和な桃源郷。
その桃源郷の中にある瑞獣の白澤が店主を勤める「極楽満月」もいつもと変わらずまったり、のんびりとした日々を過ごしていた。
白澤「平和だね~」
桃「ちょっと白澤様、のんびりするのはいいですけどそこにいられたら掃除できないので移動してください」
白澤「は~い………」
白「ふふ、桃太郎さんすっかり白澤の母親みたいになりましたね」
黒「しっかり親孝行しろよダメ息子」
白澤「ちゃんとしてるって」
桃「とんでもない話しないでくださいよ。てか掃除してるの俺だけか!?」
少し離れた場所でこれまた、まったりとお茶を飲む白澤の幼馴染みで神獣の白龍とお菓子を食べまくる黒龍。
自分以外の皆がのんびりしている事に桃太郎は半分諦めつつキレながら突っ込む。
そして、平和な日は突然終わりを告げるのだ。
桔梗「お邪魔します」
ガシャアアアアン!!
桃「ぎゃあああ!?ドア破壊したぁああああ!!!」
白澤「桔梗ちゃん!?いつも思うけど何でそんな乱暴に扉開けるの!?せっかく美人なんだからもっとおしとやかに開けてよぉお!!」
桔梗「見た目が大人しいからと全て大人しく行動すると思ったら大間違いですよ」
桃「だからって全力で扉開ける必要ねぇだろ!!」
黒「お、桔梗じゃん!久しぶり!!」
白「お久しぶりですね桔梗さん、お茶いかがです?」
桔梗「おひさしぶりです、黒龍さん、白龍さん。今父に頼まれて買い物中ですのでお茶は結構です」
突然、扉を破壊しながら現れたのは地獄で補佐官をしている白澤がもっとも嫌いな鬼神、鬼灯の娘である桔梗は真顔で淡々と答えていく。
桔梗「というわけで父が数日前に頼んでいた薬をお願いします」
桃「わかりました………ドア、ちゃんと直してくださいね」
桔梗「白澤さん頑張ってください」
白澤「いやなんで僕!?」
桔梗「貴方のお店ですよね?」
白澤「壊したのそっちだよね!?」
黒「おーおー、女に優しい白澤が押されてるぜ」
白「いつも遊びほうけているのでちょうどいいんじゃないでしょうか?」
時松「とんでもない神だな」
『へぇ、あの人神様なんだ』
黒白「「!?」」
桔梗にいわれて涙目の白澤を見ながら話をしていた黒龍と白龍に続き聞き覚えのある声と初めて聞いた声に振り向くと人間の時松ともう一人、中性的な顔立ちをしていて白い髪を一つに縛り、赤い瞳を持つ少年がいつの間にかお茶を飲んでいた。
少年の背中には大きな悪魔のような翼がはえている。
白澤「いつの間に!?」
桃「あ、あれ?君確か時松さん!?」
時松「おひさしぶりです、桃タローさんと………白豚」
白澤「何で白豚!?違うから僕白澤だから!!」
桃「もしかしなくてもまた幽体離脱したんですか………どんなだけするんですか………」
時松「いえ、最近好きな時に幽体になれる力を得た事に気づいて」
桃「とんでもない技を身に付けてらっしゃる!?」
黒「………てか隣は誰だよ?」
白「初めて見ますね………」
『初めまして、僕はアリスティド=スカーレットともうします。時松君や桔梗さんと同じ現世で雄英高校ヒーロー科に通っています』
アリスティドは綺麗な笑みで優雅に挨拶をする。
そんな彼に皆はしばらく驚愕していたが桃太郎がある事に気づく。
桃「いやいや現世から普通に来たらダメでしょ!?むしろどうやって来たの!?」
『時松君と同じように幽体できて』
桃「最近の現世特殊能力持つ人間いっぱいいすぎ!!」
白「つまり、お二人のお友達………という事でいいんですか?」
桔梗「いえ、クラスメートです」
時松「顔見知り以上知人以下です」
桃「よくそんな関係で一緒に地獄行こうとかしたな!!こわ!!白澤様これって大丈夫なんですか!?」
白澤「………………………………」
桃「………白澤様?」
黒「まあもう来ちまったんだから仕方ないだろ?せっかくだし仲良くしようぜ」
白「そうですね」
『僕、とっておきの紅茶があるんですけど飲みますか?』
時松「トランプしよう、トランプ」
桔梗「私、七並べしたいです」
桃「………いや急に開き直って楽しそうにするなぁああああ!!!」
白澤「ていうかここ僕のお店………」
そんなこんなで「極楽満月」で仲良くトランプをし始める一同。
ただ白澤だけは離れた席で彼らを眺めていた、いや、アリスティドだけを見ていた。
アリスティドもその視線に気づいていたが見てみぬフリをする。
なぜなら
(恐らくあの神様は気づいてると思う、僕が人間じゃなくて吸血鬼だっていう事に)
白澤(何回か吸血鬼を見たことあるけどこれだけ人間に馴染みすぎてるのは初めて見るな………恐らく時松君と桔梗ちゃんの特殊な血に気づいて近づいたんだろうね)
(僕が二人の血欲しさに近づいたのに気づいてるみたいだけど………もし、襲おうとしたらどうするんだろうな)
白澤(桔梗ちゃんは妹みたいなものだし、桔梗ちゃんの友達(多分)だし………酷い事するんなら容赦はしない)
お互い口には出さないが牽制しつつ微笑みながら思考を巡らす。
そんな事を知らず皆は楽しく遊ぶのであった。
オマケ
時松「そう言えばアリスティドの個性はヴァンパイアと言ってたな」
白澤「!?」
『うん。それがどうしたの?』
時松「ヴァンパイアって血を飲むのだろう?今、お腹空いてるなら血をやろう。僕輸血パック持ってるから」
桔梗「私も輸血パックあるのでよかったらどうぞ」
白澤(いや何で普通に輸血パック持ち歩いてンのこの二人!?こわ!!今時の人間こわ!!)
(こういう場合………どうしたらいいんだろ?)
牽制しあっていたがそれ以上に輸血パックを手渡してくる二人に恐怖を覚える白澤とアリスティドだった。
完
その桃源郷の中にある瑞獣の白澤が店主を勤める「極楽満月」もいつもと変わらずまったり、のんびりとした日々を過ごしていた。
白澤「平和だね~」
桃「ちょっと白澤様、のんびりするのはいいですけどそこにいられたら掃除できないので移動してください」
白澤「は~い………」
白「ふふ、桃太郎さんすっかり白澤の母親みたいになりましたね」
黒「しっかり親孝行しろよダメ息子」
白澤「ちゃんとしてるって」
桃「とんでもない話しないでくださいよ。てか掃除してるの俺だけか!?」
少し離れた場所でこれまた、まったりとお茶を飲む白澤の幼馴染みで神獣の白龍とお菓子を食べまくる黒龍。
自分以外の皆がのんびりしている事に桃太郎は半分諦めつつキレながら突っ込む。
そして、平和な日は突然終わりを告げるのだ。
桔梗「お邪魔します」
ガシャアアアアン!!
桃「ぎゃあああ!?ドア破壊したぁああああ!!!」
白澤「桔梗ちゃん!?いつも思うけど何でそんな乱暴に扉開けるの!?せっかく美人なんだからもっとおしとやかに開けてよぉお!!」
桔梗「見た目が大人しいからと全て大人しく行動すると思ったら大間違いですよ」
桃「だからって全力で扉開ける必要ねぇだろ!!」
黒「お、桔梗じゃん!久しぶり!!」
白「お久しぶりですね桔梗さん、お茶いかがです?」
桔梗「おひさしぶりです、黒龍さん、白龍さん。今父に頼まれて買い物中ですのでお茶は結構です」
突然、扉を破壊しながら現れたのは地獄で補佐官をしている白澤がもっとも嫌いな鬼神、鬼灯の娘である桔梗は真顔で淡々と答えていく。
桔梗「というわけで父が数日前に頼んでいた薬をお願いします」
桃「わかりました………ドア、ちゃんと直してくださいね」
桔梗「白澤さん頑張ってください」
白澤「いやなんで僕!?」
桔梗「貴方のお店ですよね?」
白澤「壊したのそっちだよね!?」
黒「おーおー、女に優しい白澤が押されてるぜ」
白「いつも遊びほうけているのでちょうどいいんじゃないでしょうか?」
時松「とんでもない神だな」
『へぇ、あの人神様なんだ』
黒白「「!?」」
桔梗にいわれて涙目の白澤を見ながら話をしていた黒龍と白龍に続き聞き覚えのある声と初めて聞いた声に振り向くと人間の時松ともう一人、中性的な顔立ちをしていて白い髪を一つに縛り、赤い瞳を持つ少年がいつの間にかお茶を飲んでいた。
少年の背中には大きな悪魔のような翼がはえている。
白澤「いつの間に!?」
桃「あ、あれ?君確か時松さん!?」
時松「おひさしぶりです、桃タローさんと………白豚」
白澤「何で白豚!?違うから僕白澤だから!!」
桃「もしかしなくてもまた幽体離脱したんですか………どんなだけするんですか………」
時松「いえ、最近好きな時に幽体になれる力を得た事に気づいて」
桃「とんでもない技を身に付けてらっしゃる!?」
黒「………てか隣は誰だよ?」
白「初めて見ますね………」
『初めまして、僕はアリスティド=スカーレットともうします。時松君や桔梗さんと同じ現世で雄英高校ヒーロー科に通っています』
アリスティドは綺麗な笑みで優雅に挨拶をする。
そんな彼に皆はしばらく驚愕していたが桃太郎がある事に気づく。
桃「いやいや現世から普通に来たらダメでしょ!?むしろどうやって来たの!?」
『時松君と同じように幽体できて』
桃「最近の現世特殊能力持つ人間いっぱいいすぎ!!」
白「つまり、お二人のお友達………という事でいいんですか?」
桔梗「いえ、クラスメートです」
時松「顔見知り以上知人以下です」
桃「よくそんな関係で一緒に地獄行こうとかしたな!!こわ!!白澤様これって大丈夫なんですか!?」
白澤「………………………………」
桃「………白澤様?」
黒「まあもう来ちまったんだから仕方ないだろ?せっかくだし仲良くしようぜ」
白「そうですね」
『僕、とっておきの紅茶があるんですけど飲みますか?』
時松「トランプしよう、トランプ」
桔梗「私、七並べしたいです」
桃「………いや急に開き直って楽しそうにするなぁああああ!!!」
白澤「ていうかここ僕のお店………」
そんなこんなで「極楽満月」で仲良くトランプをし始める一同。
ただ白澤だけは離れた席で彼らを眺めていた、いや、アリスティドだけを見ていた。
アリスティドもその視線に気づいていたが見てみぬフリをする。
なぜなら
(恐らくあの神様は気づいてると思う、僕が人間じゃなくて吸血鬼だっていう事に)
白澤(何回か吸血鬼を見たことあるけどこれだけ人間に馴染みすぎてるのは初めて見るな………恐らく時松君と桔梗ちゃんの特殊な血に気づいて近づいたんだろうね)
(僕が二人の血欲しさに近づいたのに気づいてるみたいだけど………もし、襲おうとしたらどうするんだろうな)
白澤(桔梗ちゃんは妹みたいなものだし、桔梗ちゃんの友達(多分)だし………酷い事するんなら容赦はしない)
お互い口には出さないが牽制しつつ微笑みながら思考を巡らす。
そんな事を知らず皆は楽しく遊ぶのであった。
オマケ
時松「そう言えばアリスティドの個性はヴァンパイアと言ってたな」
白澤「!?」
『うん。それがどうしたの?』
時松「ヴァンパイアって血を飲むのだろう?今、お腹空いてるなら血をやろう。僕輸血パック持ってるから」
桔梗「私も輸血パックあるのでよかったらどうぞ」
白澤(いや何で普通に輸血パック持ち歩いてンのこの二人!?こわ!!今時の人間こわ!!)
(こういう場合………どうしたらいいんだろ?)
牽制しあっていたがそれ以上に輸血パックを手渡してくる二人に恐怖を覚える白澤とアリスティドだった。
完