賑やかし桃源郷
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ここは天国、桃源郷
常に変わらずのんびりとした平和な空間。その桃源郷内にある極楽満月もまた平和な日々を過ごしていた。
ガラッ
桃「ただいまかえりました」
黒「おー、桃太郎お疲れ」
白「仙桃の収穫ありがとうございます」
桃「いえ、これも仕事のうちですから黒龍様も白龍様もお留守番ありがとうございました、何か……ありましたね」
極楽満月で修行をしている英雄こと桃太郎は仙桃の収穫を終えて店に入ると泥棒が入ったのかと思うくらい荒れまくった店をみて呆れた視線を二人に送りつつ店の片付けをしている兎達に礼をいいながら荷物を整理する。
桃「もしかしなくても喧嘩してましたね」
黒「ば、馬鹿いうなよ桃太郎!!俺達もういい年した神獣だぜ!?そんなカッコ悪い事しねーよ!ちょっと白龍と今日のおやつにだす菓子は和菓子か洋菓子かで揉めただけだ!!」
白「そうです桃太郎さん!自分の意見を主張していく内についカッ!となって技っぽいの使ったりしましたけど喧嘩じゃありません!!」
桃「世間一般じゃそれを喧嘩っていうんだよ」
二人の必死な言い訳を聞きながら作業を始め一喝すると二人は黙りこむ。
まあいつもの事かとなれたせいか開きなおりつつ桃太郎はある事に気づく。
桃「そう言えば白澤様は?」
黒「は?そういやいねーな、また女の所じゃね?」
白「100%そうでしょうね」
桃(この幼馴染みにあの神獣あり……か)
二人を見ながら自分の師を思い浮かべ呆れていると店の扉が開いた。
ガラッ
桃「あ、いらっしゃいませ。今ちょっと片付けを……あれ?桔梗さん?」
桔梗「お久しぶりです桃太郎さん、後……オセロ龍のお二方」
黒白「「オセロはやめろ(やめてください)!!!」」
店に入ってきたのは地獄の第一補佐官の娘である桔梗であった。
入ってくるなり桃太郎と神獣二人を見ながら挨拶をすると神獣達に突っ込まれるが別に気にした様子もない。
黒「久しぶりだな鬼灯の娘の……」
白「桔梗さんでしたね」
桔梗「はい」
黒「おま!白龍てめぇ俺の台詞を横取りすんじゃねーよ!!」
白「横取りなんて失礼な、そもそも名前を忘れていた癖に言えなかったからと八つ当たりは止めてくださいよみっともない」
黒「なんだよ!?」
白「やりますか?」
桃「あ、あの……桔梗さん今日は何か用事で?」
桔梗「はい、クラスメートに地獄と天国の案内をしていたんですがついでに父から頼まれていた薬を貰いにきました」
桃「クラスメート?」
時松「こんにちは、松野時松です」
桃「君は!?前に臨死体験した人!!」
桔梗の後ろから現れたのは前に兄を庇って交通事故に合い臨死体験して天国に来た時松であった。
桃「もしかしてまたお兄さんを庇って?」
時松「いや、今回は兄さん達からいただいた写メをなめるように眺めていたら気づいた時にはビルの屋上から落ちて……多分臨死体験してます」
桃「だからあれ程周りを見ろと!!というか最早臨死体験じゃなくて死んでるんじゃないんですか!?ちょっと言い方酷いけど!!」
桔梗「先程父に伺ったら臨死体験してるみたいです、まあ松野さんは頑丈な方ですからね」
時松「よく言われるな」
桃「頑丈な方であっさりすませていいんですか……」
白「ならまた早く現世に戻らないと大変な事になるのでは?」
時松「鬼灯さんいわく見学する時間はあるらしいので加々知さんに案内してもらってたんです、大丈夫そうですよ」
白「はあ……そうですか……(自分の事なのにあっさりしていらっしゃる……)」
黒「しっかし二人が知り合いなんてな!世間ってのは結構狭いもんだな♪」
時松「そうですね……あ、世間が狭いと言えばさっき天国に来た時に何かの化け物だと思って仕留めたんですけど何ですかこれ?」
ドン!と勢いよく時松が店の中にいれたのはボロボロで息切れをしている神獣
桃「白澤様ぁああああああああ!?」
白澤「き、急に発砲されて……逃げ回ってたら何か凄い顔して追いかけられたんだけど ……僕何かした?」
もはや人の姿に戻る力すらないのか神獣の姿でグッタリしている白澤に慌てて駆けつける黒龍と白龍。
桃太郎は唖然としながらも救急箱を取り出してきて白龍に手渡す。
桔梗「松野さん、せっかくですのでお茶でも飲みませんか?」
時松「そういや喉がかわいたな、一杯ほしい」
桔梗「桃太郎さん、台所をお借りしますね」
桃「は、はい、お茶の葉はそっち……って待てぇええええ!!桔梗さん何かスルーしてますけど神獣姿の白澤様知ってるのに何で松野さん止めてくれなかったんですか!?」
桔梗「久々に神獣の姿を見たので白澤さんと同一人物だった事を忘れてました。ちなみに半分は私が攻撃しました」
桃「何してんだよ!?」
白澤(あ、あれ……確かこの二人、現世でヒーローの勉強してるんだよね?ヒーローってなんだっけ?)
意識が遠退くなか白澤は二人のヒーロー志望を見ながらそう思うのだった。
完
常に変わらずのんびりとした平和な空間。その桃源郷内にある極楽満月もまた平和な日々を過ごしていた。
ガラッ
桃「ただいまかえりました」
黒「おー、桃太郎お疲れ」
白「仙桃の収穫ありがとうございます」
桃「いえ、これも仕事のうちですから黒龍様も白龍様もお留守番ありがとうございました、何か……ありましたね」
極楽満月で修行をしている英雄こと桃太郎は仙桃の収穫を終えて店に入ると泥棒が入ったのかと思うくらい荒れまくった店をみて呆れた視線を二人に送りつつ店の片付けをしている兎達に礼をいいながら荷物を整理する。
桃「もしかしなくても喧嘩してましたね」
黒「ば、馬鹿いうなよ桃太郎!!俺達もういい年した神獣だぜ!?そんなカッコ悪い事しねーよ!ちょっと白龍と今日のおやつにだす菓子は和菓子か洋菓子かで揉めただけだ!!」
白「そうです桃太郎さん!自分の意見を主張していく内についカッ!となって技っぽいの使ったりしましたけど喧嘩じゃありません!!」
桃「世間一般じゃそれを喧嘩っていうんだよ」
二人の必死な言い訳を聞きながら作業を始め一喝すると二人は黙りこむ。
まあいつもの事かとなれたせいか開きなおりつつ桃太郎はある事に気づく。
桃「そう言えば白澤様は?」
黒「は?そういやいねーな、また女の所じゃね?」
白「100%そうでしょうね」
桃(この幼馴染みにあの神獣あり……か)
二人を見ながら自分の師を思い浮かべ呆れていると店の扉が開いた。
ガラッ
桃「あ、いらっしゃいませ。今ちょっと片付けを……あれ?桔梗さん?」
桔梗「お久しぶりです桃太郎さん、後……オセロ龍のお二方」
黒白「「オセロはやめろ(やめてください)!!!」」
店に入ってきたのは地獄の第一補佐官の娘である桔梗であった。
入ってくるなり桃太郎と神獣二人を見ながら挨拶をすると神獣達に突っ込まれるが別に気にした様子もない。
黒「久しぶりだな鬼灯の娘の……」
白「桔梗さんでしたね」
桔梗「はい」
黒「おま!白龍てめぇ俺の台詞を横取りすんじゃねーよ!!」
白「横取りなんて失礼な、そもそも名前を忘れていた癖に言えなかったからと八つ当たりは止めてくださいよみっともない」
黒「なんだよ!?」
白「やりますか?」
桃「あ、あの……桔梗さん今日は何か用事で?」
桔梗「はい、クラスメートに地獄と天国の案内をしていたんですがついでに父から頼まれていた薬を貰いにきました」
桃「クラスメート?」
時松「こんにちは、松野時松です」
桃「君は!?前に臨死体験した人!!」
桔梗の後ろから現れたのは前に兄を庇って交通事故に合い臨死体験して天国に来た時松であった。
桃「もしかしてまたお兄さんを庇って?」
時松「いや、今回は兄さん達からいただいた写メをなめるように眺めていたら気づいた時にはビルの屋上から落ちて……多分臨死体験してます」
桃「だからあれ程周りを見ろと!!というか最早臨死体験じゃなくて死んでるんじゃないんですか!?ちょっと言い方酷いけど!!」
桔梗「先程父に伺ったら臨死体験してるみたいです、まあ松野さんは頑丈な方ですからね」
時松「よく言われるな」
桃「頑丈な方であっさりすませていいんですか……」
白「ならまた早く現世に戻らないと大変な事になるのでは?」
時松「鬼灯さんいわく見学する時間はあるらしいので加々知さんに案内してもらってたんです、大丈夫そうですよ」
白「はあ……そうですか……(自分の事なのにあっさりしていらっしゃる……)」
黒「しっかし二人が知り合いなんてな!世間ってのは結構狭いもんだな♪」
時松「そうですね……あ、世間が狭いと言えばさっき天国に来た時に何かの化け物だと思って仕留めたんですけど何ですかこれ?」
ドン!と勢いよく時松が店の中にいれたのはボロボロで息切れをしている神獣
桃「白澤様ぁああああああああ!?」
白澤「き、急に発砲されて……逃げ回ってたら何か凄い顔して追いかけられたんだけど ……僕何かした?」
もはや人の姿に戻る力すらないのか神獣の姿でグッタリしている白澤に慌てて駆けつける黒龍と白龍。
桃太郎は唖然としながらも救急箱を取り出してきて白龍に手渡す。
桔梗「松野さん、せっかくですのでお茶でも飲みませんか?」
時松「そういや喉がかわいたな、一杯ほしい」
桔梗「桃太郎さん、台所をお借りしますね」
桃「は、はい、お茶の葉はそっち……って待てぇええええ!!桔梗さん何かスルーしてますけど神獣姿の白澤様知ってるのに何で松野さん止めてくれなかったんですか!?」
桔梗「久々に神獣の姿を見たので白澤さんと同一人物だった事を忘れてました。ちなみに半分は私が攻撃しました」
桃「何してんだよ!?」
白澤(あ、あれ……確かこの二人、現世でヒーローの勉強してるんだよね?ヒーローってなんだっけ?)
意識が遠退くなか白澤は二人のヒーロー志望を見ながらそう思うのだった。
完