三本の柱の巻

「しかしあいつ本当に強いのかよ」
「そりゃー努力マンと勝利マンと友情マンがひとつになったんだから強いに決まってるだろ」


三本柱マンJrはまた頷くと周りに立っていた三本の柱を元の大きさに戻し一つにする、と柱はヌンチャクになり三本柱マンJrの手の中に収まった



「お、すげぇヌンチャクになった!」
「ラッキーマンの持ってるハチマキスピアみたいだな」



三本柱マンはヌンチャクになった柱をなげつける
するとヌンチャクは囚われていた
ヒーローたちのリングを破壊してまた
三本柱マンJrの手に納まった




「ぷはーっ!助かった!」
「どうやってリング破壊しようと
悩んでたんだ、サンキュー三本柱マン!」




大ガマは三本柱マンの隣へ来ると
ハチマキを槍に変えて構えた



「俺もお前と戦うぜ、三本柱マン!」
「おぉ!ラッキーマン!!そうだ
ラッキーマンと三本柱マンが戦えば…!」
「ん!?なんだ!?」



勝てる!そう言おうとしたのだが
ぴ、と三本柱マンは静止するような
素振りを見せて首を振る




「なんだ?もしかして…お前一人でやるってのか?」




こく、と頷きまたジェスチャーを始め
そのジェスチャーの意味を読んだ会長が
解説して見せた




「”ラッキーマン、ここは私が戦う
今までお前は連続して我々の先頭に
立って戦居続けて来てくれた
いつまでもラッキーマンに頼りきって
いてはヒーローの名が立たん、それに
お前も連戦や潜入で疲れているはずだ”
こう言いたいんだろう」
「…当たっているようだ」
「三本柱マン、お前…」



何度も頷いてまたジェスチャーを始める



「”ここは任せて欲しいラッキーマン”」
「……分かった、お前に任せるぜ」



大ガマは親指を立てグッドサインを
出すと会長らの所へ移動し
三本柱マンもグッドサインを返して
世直しマンに向かう




「ふっ、馬鹿め2人でかかってこんとは…
それに三本柱マンなど恐れるに足りん!
昔から私の方が強かったのだ!!」
「……」



今度は挑発するような「来い」という
ジェスチャーを見せた三本柱マンに
世直しマンはその挑発に乗ってしまった



「!!貴様!!舐めるなーーっ!!!」



世直しマンは三本柱マンに飛びかかった!
だが…




ドガッ!!!



「な、なんだ!?一瞬にして
世直しマンが!?どうなってんだ!?」



世直しマンは一瞬にして
壁に叩きつけられていた!!



「…三本柱マンが避けて、世直しマンの
事をパンチで殴り飛ばしたんだな
こいつは強い…!」
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