三本の柱の巻

「「そこまでだ世直しマン!!貴様の様な
独裁者に宇宙を支配する資格はない!!」」

「こっから俺たちの逆転劇!!
広げさせてもらうぜ!!」
「そして貴様にもう私たちは倒せん!!この…」



さっ、と努力マンは抱えていたものを
世直しマンに見せつけた



「この三本の柱がある限りな!!」
「!?」
「おい努力、なんだその柱?」
「ご説明しましょう…」

…………………………………………………………………………………


それは1か月前のこと…努力マンは
隕石とともに20日間飛び続けて
良い子が住んでる良い街星についた
そしてその星に住んでいる鍛治職人
であり先生である
カチカチ・カッチンナ先生の元を訪れた
先生は家宝である三本の柱を
叩き続けており…努力マンにこう説明した



「この良い街星から北の空に見える
インフルエン座の中のひとつの星が
激しい光を放った時宇宙最大の危機が
訪れる、その危機を救うには光を見てから
30日間家宝の三本の柱をうち続けろ
そして打ち終わる時に現れる使者
それがお前だ努力マン」



努力マンは衝撃を受けた
なぜならカッチンナ先生は人間で言えば
180歳…なのにその体で無理をし続けている
という事なのだから…
努力マンも手伝おうとしたが、
カッチンナ先生は怒鳴り止めた



「手を出すな努力マン!!
これは、これはわしの命をかけて
やらねばならぬ仕事なのだ!!
そこで静かに見ておれ!!」




努力マンはその言葉に正座をし、
涙を流しながら見届けた…
そして…カッチンナ先生は
打ち終わると共に倒れ込んだ




「で…出来たぞ努力マン…
そ…それを持って早く地球へ行け…!」



死の間際だったが、カッチンナ先生は
誇らしくもやりきった思いに満たされていた
やりきった、やり切ったのだ
一族最大の仕事を…

自分のこの命で全て子供たちが
救われるのならば、惜しくはないと




「頼んだぞ、必ずや地球を救ってくれ…!」




そしてカッチンナ先生は…
その生涯を終えた




「先生ーーーーっ!!!!」




努力マンの叫びが、良い街星に響いた…
カッチンナ先生はその命と引き換えに
最大の武器を努力マンにさずけたのだ
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