大逆転の巻

ピンチの状況下で現れてくれた
大ガマの存在に囚われたヒーロー達は
歓喜の声で彼の名を呼び
世直しマンは予想外のヒーローに
顔を歪め、世直しマンの嫁にされている
みっちゃんは顔を明るくさせて彼の名を呼んだ




「ラッキーマン!!やっぱり生きていたか!!」
「コノヤロー!!目立つ登場の仕方
しやがってー!!」
「カッコイイぞー!ラッキーマン!!」
「ゲコゲーコ!どーもどーも」



仲間の賞賛の声に笑顔で答える
大ガマに世直しマンは唇を噛む



「お前………いつから私の手下に
潜り込んでいた!?」

「逆に気づかなかったのかよ?
俺はあんたが地球に来た時から
手下に潜り込んで逆転のチャンスを
待ってたのさ!ちなみに弾抜いたのも俺ね」

「貴様ァァァ…!!」



椅子の肘掛を力いっぱい握りしめ、
肘掛にヒビが入る…



「だがよく来てくれたラッキーマンよ!!
ヒーロー協会の生き残りがいてはならんのだ!!
貴様も共に死んでもらう!!」
「おいおい、俺以外にもヒーローが
いる事をお忘れで?」



大ガマがそう言ってニヤリと笑った途端…




ガッ!!!



「ぐっ!?」



どこからともなく鉄下駄が飛んできて
世直しマンの横っ面に命中した!
鉄下駄はUターンして戻っていき…




「…よぅ努力、おせぇじゃねーの」
「師匠!!兄さん達!!遅くなりましたーっ!!!」
「「努力マン!!」」
「なっ!?努力マン…!!」



大ガマの後に現れたのは…
三本の柱を持った努力マンであった
大ガマは飛んで努力マンの隣に来ると
軽く肘でごついた



「いいタイミングじゃねーか」
「さすがは師匠!!敵の陣地に
潜り込み偵察するとは…!!!」
「まぁな……さてと」



努力マンと大ガマは世直しマンに目線をやる



「「そこまでだ世直しマン!!貴様の様な
独裁者に宇宙を支配する資格はない!!」」

「こっから俺たちの逆転劇!!
広げさせてもらうぜ!!」



世直しマンに指をつきつけ、
大ガマはそう叫んだ…
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