そして世直しマンの宇宙統一の式典
基、結婚の義当日…
多くの手下が揃う中、世直しマンは
声高らかに宣言した



「全宇宙に生きる者よよく聞くがいい！！今日の式典を執り行うと同時にこの全宇宙はこの世直しマンが統一する！！そしてこの世直しマンに使えるものだけが生きることが許されるのだ！！」

「私の意思に従わぬ物は宇宙の秩序を乱すものとして死んでもらう！！これからの宇宙では私が法律であり秩序だ！！」

「では、最後まで私に従わなかった者を紹介しよう…」




ポチ、と手元のボタンを押すと
柱に括り付けられ拘束された
ヒーローたちが上からせり上ってきた
ご丁寧に勝利くんまで括り付けられている



「知っての通り、この者たちは今まで宇宙の秩序を守ろうとしていたヒーロー協会とその生き残りのヒーローだ!しかしどうだ、その力の無さのためにこの宇宙には常に凶悪な宇宙人達がはびこり真の平和は来なかった!!」
「しかしこれからはこの世直しマンの力で宇宙に平和をもたらすことを約束しよう」



その言葉に、違うと反応したのは会長だった



「何が平和だ‥お前は力だけで自分の思い通りに全てを押さえ込み全宇宙を独裁の恐怖へ陥れようとしているだけだ！！！」
「‥それにはまず、私に従わぬこの者たちに死んでもらう!!これは私に逆らうとどうなるかの見せしめでもある。そしてこいつらが死んだ時こそヒーロー協会の消滅であり、新しい宇宙の時代の始まりなのだー!!」



椅子に座り直すと世直しマンは
氷のごとく冷たい目で試験宣告を下す



「やれ」




処刑執行の手下が銃を前に出し
ヒーローたちは死を覚悟した…



「(くっ…これでヒーロー協会も終わりか…！)」
「(拓内ー！！真千子ー！！ごめんよーっ！！！)」
「(天才のこの私でもどうしたらいいのかわからん…！)」
「(何とかヤツらと友達に………ダメだ、今更なれっこない！)」
「皆ーっ！！！諦めるな！！死ぬまで勝負は着いてねぇ！！！」
「そっスーッ！！！」



そしてみっちゃんは…ここにいない
大ガマに思いを馳せて涙流した



「(ラッキー様…美代は貴方のお嫁さんになりたかった…)」
「かまえ！！」




世直しマンの命令に手下は銃を構え…




「撃てーーーーーーっ！！！」




引き金が引かれ心臓に弾がめり込む…