恐怖の世界の巻

「っ!?世直しマンのUFO!!」



上空に浮かんでいたのは世直しマンのUFOだった
UFOは下に着陸し‥扉が空いた
大ガマはその場に身を隠しながら
その様子を偵察する‥



「世直しマンのUFO!そういえば
ヒーロー星に止めたまんまだったな‥
ん?‥そういえば」



そこで大ガマはふと指レンジャーの
時を思い出した
思い出したのは‥一度UFOの中に
潜入した時の記憶だ


「あ、そういえば‥確かあの時
UFOん中の廊下の先に‥」



大ガマはあの時世直しマンに警戒しながら
も辺りを見回しどんな内部になっていたかを
しっかり観察していたのだ
そして、この状況を脱する事のできる
「部屋」を思い出した



「‥確か‥‥あのUFOん中に
”手下制服保管室”ってのがあったよな?」



手下の制服を保管する部屋があることを
思い出した大ガマは明暗を思いつき
ニヤリ、と笑った



「‥‥‥‥‥いいこと思いついた!」



大ガマは急いで扉がUFOの中へと
駆け込むと記憶を頼りに走り‥
目当ての部屋の前へ着くと
部屋の扉を勢いよく開けた



「あった!!やっぱりあったぜ
手下の制服!!」



その部屋の中にあったのは幾つもの
世直しマンの手下の服と仮面だった
その中の仮面と服を手に取り
服に腕を通す



「他の奴らが来るまで手下に成りすまして
潜んでいるしかねぇ‥捕まって捕えられ
るよりもましだ!!」



仮面を被ると大ガマはそのままUFOの中へと
足を進めていく‥



「そんで世直しマンに関する情報なんかも
探れるしな‥‥潜入しておいて
損はねぇはずだ、いざとなれば変身して‥あれ?」



ポケットに入れているらっきょに
手を伸ばした大ガマは‥‥違和感にが着いた
ポケットの中が空っぽだ
他のポケットを探ってもない‥
大ガマはサー‥と顔色を青くさせる




「ね‥ねぇ‥らっきょがねぇ‥」




そう、変身らっきょがないのだ
どうやら落ちた際かどこかで落としたらしい



「ま、マジかよ!?こんな時に!
‥そういえば俺ってついてない中学生だった‥‥」



大ガマははぁ、とでかいため息をついた
こうして勝利マン達と合流するまで
手下に成り済ますことにした大ガマ
世直しマンの情報等を探りつつ
らっきょも探さねば行けない大ガマは
どうなる?
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