その秘密をしったヒーロー達は
唖然、として大ガマを見た



「前世を…」
「覚えてる！？」
「前世って目立つじゃんコノヤロー！！」
「………」
「お前は前世の記憶を全て覚えていて
お前の使う大滝の術や髪舌という力は
ラッキーマンの力ではなく前世からの力…そうだろう？」
「(そう、だったのか…！！)」



大ガマと対峙した努力マンと天才マンは
大ガマの戦いぶりを思い出した
大ガマは…もうだめだ、と目を瞑りながら答えた



「………その通りだ、俺には前世の記憶がある
勝利マンと友情マンには…話したけど」
「哀れな奴だラッキーマン、いつまでも
前世の記憶を引きずる女々しい奴………
いつまでも前世を引きずる様な奴に
私が負けるわけが無い」
「っ、」
「！！貴様ァ！！！」



その言葉に苦々しい顔をした
大ガマに努力マンと天才マンが
飛びかかりそうになるが大ガマが止める
そして一息つくと…世直しマンに向き直す



「…そうさ、俺はいつまでも前世の仲間を
忘れられない男だ…でもな！！俺はお前には負けない！！」
「馬鹿をいえ！！心を読める私に勝てるわけが無いだろう！！」
「いーーーーや勝てる！！俺には
宇宙一のラッキーがある！！！
ラッキー任せに行くしかねぇ！！！」



普段ならラッキー任せでなんて戦わない
でもこいつ相手なら、もう1つの武器
ラッキーに任せるしかないと大ガマは判断した



「師匠…！！」
「……………」
「…！！(来る！！)」



大ガマが来るのを察知した世直しマンは叫んだ



「さぁ来いラッキーマン！！
私はお前の心が読めるのだ！！」

「オラーーーーーッ！！！！！」



大ガマは飛びかかるとパンチを繰り出す、
だがそのパンチは避けられ大ガマは
舌打ちをする、がまたパンチを繰り出す
しかしここでラッキーが起こった



「もう一発！！」
「ふん、当たるわけ……っいでっ！？」


べチン！！！



なんと、パンチを繰り出した際に
大きく動いたせいで髪舌がしなって
世直しマンの顔面と椅子に当たったのだ



「ほら来たラッキー！！まだまだ行くぜ！！」



パンチを無我夢中で繰り出す大ガマ
避けられつつもパンチがラッキーで
当たったり髪舌が当たったりを繰り返し…
大ガマは世直しマンから距離を取り息を斬らす



「はぁ、はぁ…」
「…私に攻撃を加えるとはなラッキーマンしかし何も出来んかったな」
「！いや、よく見ろ！！」



天才マンが指さしたのは椅子だ
椅子はボロリ、と崩れ始め…
バラバラに砕け散ったのだ
そしてそれに続くように世直しマンの
鎧の飾りが取れ始めて
ヒビが入る！！



「「おーーーーっ！！」」
「…さてと、仕方ない…私も少しは手を出すとするか」



戦いはまだ続く…！