ヒーロー協会誕生の秘密の巻

「…よっちゃん、何故だ次会うときは
ヒーローとして帰ってきてくれると
思っていたのに!!」
「言ったはずだ私を認めないものは潰すと!
たとえそれがヒーロー神であろうと」
「ま、まさか!?」

「そうだヒーロー神は殺した」



その言葉に戦慄が走る
神を…神を殺したと言うのか!?




「ひ…ヒーロー神様を…!?まさかそんな…」
「マジかよ、有り得ねぇ…」
「そこまで強いのかこの男…」
「お前神様殺したらバチあたるぞ」

「次は会長、お前を殺しヒーロー協会を潰す!!」


会長を指さしたあと、世直しマンは
声高らかに語り叫んだ



「この宇宙を統一する者!それは
宇宙で1番の力を持つ者だ!!
そして私に従うことが全宇宙に最大の
平和をもたらすのだ!!」
「…ち、違うぞよっちゃん…それは独裁だ!!お前は間違っている!!」
「…笑わせてくれるな世直しマン、へそが茶を沸かすぜ」



そう叫んだ会長の後に大ガマが前に出て
頭をかきながら不機嫌そうに語る
世直しマンはぴく、と眉を動かし
大ガマの方を見た



「…なんだとラッキーマン」

「何が平和だ何が宇宙を統一だ、
ヒーロー神は間違っちゃいねぇよ
力が全てだと思ってる奴に頂点を統一
する事もできねえし誰も着いてこねぇさ
だったらどういう奴について行くと思う?
それは心が強くて立派で誇りを持つ
優しく気高く人思いなやつに皆ついて行くんだよ、ボケ」




本家軍の大将として本家を制して
先頭で支持して、共に戦ってきた
大ガマだからこそ…

そして妖怪の中で一番強く
心も人格も気高く勇気があり優しく
王としての誇りを持っていた
エンマ大王と言う王に使えていた
大ガマだからこそ…


頂点に立つ者がどんな者で無ければ
行けないのかを、よく分かっていた
だからこそ、目の前の世直しマンが
許せなかった
大ガマは世直しマンを睨む



「…結局お前は倒してきた悪党と変わんねぇさ!!
力を糧にして平和って名だけ自分だけが
都合いい宇宙を作りてぇだけだろ!!!」
「貴様…青二才が偉そうに」

「…そう、そうだ世直しマン!!
ラッキーマンの言う通りだ!!
悲しい事だが戦わなくては
ならないようだな、だが!!
ヒーロー協会会長として友として
お前を認める訳にはイカンのだ!!」



こうして世直しマンとの戦いが始まった…
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