残忍!最も苦しい殺し方の巻

これは勝つる!!と思ったのだが…
大ガマが自由になり水面から顔を出すと
天才マンも同様に顔を出した


「バカめ!!お前が枷から逃れられて
私を巻き込んでも上には空気があるぞ!!」
「あぁそうだ!!動けなくしたんならまだしもー!」
「ラッキーマンの奴なんでガラス割って
出なかったんだよ馬鹿じゃねーの」



先程…半回転したことで水がこぼれた上に
上には空気があり…これでは2人閉じ込められた
ままでどうしようも無い…と思われていたのだが…
大ガマは計算通り、とニヤリと笑った



「こんなのまだ序の口だぜ」
「どうい……ゴボッ!?」



言葉を言いかけた天才マンが突如水に沈み
引きずり込まれてもがき苦しみ始めた!!
何事だ、と体を見れば…



「!!あ!!天才マンの体にラッキーマン
の髪が絡みついてる!!」
「そうだ、ラッキーマンの髪は自由自在に
動いて武器にもできるんだった!さすが
目立くんなんでも知ってるのねー!!」



なぜ髪が動く、と疑問に思った会長に
スーパースターマンが説明口調で叫んだ
そう、ずっと地球で大ガマが戦う姿を
見ていたスーパースターマンは
大ガマの髪が自由に動くことを知っていたのだ



「なるほど、ラッキーマンは天才マンを
巻き込んで…油断させておいて髪を使って
水に沈めるつもりだったのか!!」
「その通り!!俺様を見くびった上に
油断したのがダメだったな!!」



大ガマの大逆転に観客や実況は盛り上がる



「やったーーー!!ラッキーマン奇跡の
大逆転!!逆に天才マンを水に沈めた!!」
「ウゲッ、ウガゲピウギョギョ〜!!」



大ガマによって腕までぐるぐる巻きに
拘束されているため上がる事が出来ずに
もがく天才マン…!!
逆転されるとは思っていなかったのだ
これは計算になかった



「グガァァ!!ウゲ、ウギ、グビィィ!!……」



しばらくパニック状態でもがいて…
天才マンはあっさりと大量の水を飲み込んで
気絶してしまった



「ああーーーっ!!パニック状態の天才マン
あっさり気絶ーー!!」
「天才マンは天才だけにピンチになった事は
無いのでこういう時脆いんですねはい」
「…ふぅーー……」



天才マンの体に絡みついた髪舌を
緩めて解放してやると気絶した天才マン
の 体が水に浮かんで来た
そして上の死刑台の天井…もとい台座部分
をぶん殴って壊して外してしまうと
大ガマは天才マンを抱えて勢いよく
飛び出して脱出した



「よっこら、…っと」



天才マンをその場に下ろすとシンパンマン
に腕を取られ、高く試合台の上で上げられる




「この勝負ラッキーマンの勝ちーーー!!」
「やったぜ!!」
「わーーい!!ラッキーマンが勝った!
やっぱりラッキーマンは強い!!」




会長が手を挙げて大喜びで
走り回りながら喜びを表し…
大ガマの勝利が確定したのだった!
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