激突!天才マンvs大ガマの巻

「なんだコイツ!?いきなり我を忘れやがった!!」
「こうなったら腕ずくでもお前を
動けなくしてやる!!そして最高に
苦しい殺し方で殺してやる!!」
「だぁぁぁぁなんなんだこいつ!!」
「待てコラ〜〜!!!ウキョーーーッ!!!」


ものすごい顔で迫って追いかけてくる
天才マンに大ガマは思わず逃げ出し
天才マンはそんな大ガマを追いかける
先程の殺伐としたバトルモードはどこへやら
完全にギャグの雰囲気になってしまった



「キキーーーッ!!!待ちやがれぇぇぇ!!!」
「(こいついきなり取り乱しやがる!
…勝利マンの話を思い出す限り…多分
天才だから今まで完璧に勝ってきた、だから
攻撃受けたことないから攻撃を受ければ
プライドが傷ついて我を失う、って訳か?)」



追いかけられながら冷静に考え、
分析していた大ガマは一つの案が浮かび
ぴた、と止まり考え出す
その後ろから天才マンが迫ってくる!



「…だとしたら逆に今がチャンス…?」
「捕まえたァァァァ!!!!」
「あーーーっ!!馬鹿ラッキーマン止まるなァァァ!!!」



バッ!!と後ろから飛びかかった天才マン
が大ガマに迫ったが…



「よっと」



ガツン!!!



「ぐえっ!!」



大ガマは捕まる前に瞬時に飛び上がり
ひらり、と天才マンを交わし大ガマを
捕まえ損ねた天才マンは壁に激突した



「…よーっしゃ!!!」



作戦が思いついた大ガマはニマリと
笑うと天才マンの方を振り向き
仁王立ちをして彼を待った



「キェエエエエ!!!ラッキーマン!!
覚悟ぉぉぉぉ!!!」


自分を捕まえんと迫ってきた天才マンを
両手を広げて構え、寸前の所で
目の前に来た天才マンを…



「よっと!!おりゃああああ!!」



ガッ!!ぶんっ!!!



「「!?」」



逆に捕まえてしまうと彼を高くぶん投げて
自分も飛び上がり、ぶん投げた天才マンを
追い抜くと…



「っだぁりゃァァァ!!!」
「っが!!」



両手の指を絡めて強く手を握りしめると
その手を彼の背に勢いよく振り下ろして
天才マンを地面にたたきつけた!!
天才マンは地面にヒビを作り叩きつけられ
唸る…!



「おおーっ!!ラッキーマンがダメージを与えた!!」
「我を忘れる、ってことは冷静に対処
することも出来ねぇってこと…つまりは
チャンス、ってことだろ?」



着地し、鼻を指で擦りながらそう解説する大ガマ
一気にダメージを与えた大ガマに観客は湧き上がった
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