激突!天才マンvs大ガマの巻

「ぐっ!?」



吹っ飛んだ会長は大ガマにぶつかり…
会長の手が大ガマの背に触れたその途端!!
ヒーローパワーを直接受けた大ガマは
大吉のさらに上の『特吉』になったのだ!!
そしてラッキーが大ガマに味方をする!!



「うぉわっ!!あっ!!マジックハンドが!」
「何っ!?」


会長がぶつかった衝撃でエレキマジックハンド
が壊れ…大ガマはワームから開放された!
その上ぶつかった衝撃で大ガマは
更にラッキーなことに雨雲どんどん君の
上に着陸し、
雨雲どんどん君はグシャ!と音を立てて壊れた



「あ?なんか踏んだ」
「あっ雨雲どんどん君を!!」



雨雲どんどん君は壊れたせいで…



ズガァァァァァン!!!!!



「おわぁぁぁーーっ!?」



爆発を起こして大ガマは吹き飛ばされた!



「(!!…こりゃあ、ラッキーが俺に
味方をし始めた!!)」



大ガマはこの爆風がチャンスだと
察し、吹き飛ばされながらも体制を変えて
キックの形に体制を直して…





「ラッキーーーーーッ!!キィーーーック!!!!」


ドガッ!!!


「ぐぁぁっ!!」



重たい音が響き、大ガマのラッキーキック
が横っ面に命中した天才マンは
衝撃で飛ばされ、地面に体を叩きつけられ
大ガマは空中でくるり、と一回転すると
地面に降り、コスチュームのすすを払った



「おーーっと!!ラッキーマン!
電撃攻撃にピンチに陥ったが咄嗟の
ラッキーキックで天才マンをダウンさせたーー!!!」
「あっぶねー………あのまんまだったらやばかったぜ」


その様子を見て会長は大ガマが無事に
脱出でき、攻撃を与えられた事に
ニッコリ、と笑い痩せこけた頬で
痩せた体で息を切らしていた…



「た、頼んだぞラッキーマン…わしのヒーローパワーもここまでだ…」



一方、ラッキーキックを受けた天才マンは
痛む頬にも目もくれず…呆然、と横たわっていた


今、何が起こった?

自分が…この今まで完璧に勝ってきた
自分が…攻撃を受けたのか?
自分を馬鹿だと罵り、更に認定証を
盗んだ相手に?

何たる屈辱

ゆるせない
ゆるせない…!



「ゆるさーーーーん!!!!!」
「っはぁ!?」
「ゆるさん、ゆるさん、ゆるさん!!
許さんぞラッキーマーーーーン!!!」



またもや美形顔を崩して我を忘れて
カッ!!をあちこちに打ち始めた天才マンに
大ガマは振り返った
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