なんだこのオヤジの巻

大ガマは窓を破り脱出すると
みっちゃんをゆっくりと下ろして
彼女の身の無事を確認した


「怖かったろ、大丈夫か?」
「ラッキー様が助けてくれたから見代怖くありませんでした!」
「おーそうかい」



目をハートマークにさせるみっちゃんに
問題は無さそうだ、と頷くと大ガマは
辺りを見回す…と口から炎を吐く
ハゲチャビンのオヤジを見つけてそいつが
原因だと気づいてそいつに近づいていく



「おいそこのハゲオヤジ!!テメェがどうやら火事の原因らしいな!!」

「ふふふ、バレちゃしょうがねぇ!!俺は地震!!雷!!火事!!オヤジマンだ!!地球人の嫌いな地震、雷、火事を使って!人間を恐怖に陥れ絶滅させて地球を貰っちゃうつもりなのだ!!」



容姿こそはふざけているが火事、地震、
雷で地球を滅亡させる事は出来そうなので
こいつは倒さねばならぬ、とオヤジマンを睨む



「(俺雷苦手なんだけどな……手っ取り早く終わらせるか)」
「まずはこれを喰らえ!!地震攻撃!!」


オヤジマンが真っ先に大ガマに向かい
攻撃をしてきた、まずはかがみ込むと
ゆさゆさと地面を揺らしだしたが…



「だったらなんだってんだよ」
「あー!?お前飛べるのか!?くっ、次だ!!」



飛べる大ガマにとってもなんともなかった
オヤジマンは次だ、と一升瓶の酒を飲み干すと…



「火事攻撃!!」
「”大滝の術”」
「がぼぼぼぼ!?」


口から炎を吐き出したが大ガマが
大滝の術をオヤジマンに繰り出したことで
炎は直ぐに消えて不発に終わった



「さて、次はこっちが行くぜ……?」



オヤジマンに真っ先に向かってゆくと
飛び上がり髪を勢いよく振り回して…




「”大ガマ変化の術”!!」



必殺技、大ガマ変化の術を繰り出して
オヤジマンを遠くへと飛ばしてしまい
オヤジマンはどういう原理か爆発して死んだ。



「さてと…またまた”大滝の術”!!」



そして今度は燃え盛る学校に大滝の術を
繰り出して炎を全て消火すると
大ガマは一旦元に戻るために
飛んで行き学校裏へと消えた。



「はぁんラッキー様イケメンで強くて素敵ぃ〜!!」
「そうかしら」
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