ヒーロー伝説!天才マンの悲劇の巻

ただならぬ天才マンと会長の雰囲気に
まさか会長に天才マンが闇堕ちした
原因があるのか、と察した大ガマは
唾を飲み込んだ


「な、なぜだ!なぜよっちゃんの手下なんかに」
「手下だと?馬鹿を言え、よっちゃんと私は同志だ!同じ志を持つ者として手を組んだのだ!!同じ人物に恨みを持つ者としてな!!!」

「忘れたとは言わせないぜあんたがこの天才にした事を!!!」



そして天才マンの口から闇落ちし、
よっちゃんの手下となった過去が話され‥
過去を全て聞いた大ガマは警戒していた
ことすら馬鹿らしくなり冷めた表情で言い放った



「‥‥‥‥何が天才だよ、あんたバカじゃね?」
「な!?バカだと‥?この天才をバカだと!?」



要するに‥認定証を何者かに奪われ、
取り戻すことが出来なければ破門だと
会長に言い放たれて初めて挫折を
思い知らされ‥そのことを恨んでいるのだという



「会長の対応は間違ってなかったぜ、
認定証を悪者に拾われて悪用されて?
ヒーローの名を借りて悪行働かれたら
ヒーローの名折れだぜ、そんくらい
天才じゃあねぇ俺でもわかるぜ」
「くっ‥!」
「ばっからしい!要するに初めて
ミスしてこんなこと自分にあっちゃ
ならねぇってガキみてぇに騒いでる
だけだろうが!!」



天才マンは突如、悔しげにゆがませていた
表情を変えて喉で笑い始めた‥



「‥くっくっく、ラッキーマン‥今の発言‥
確実に私を怒らせたぞ」
「あーそうかい」
「私は3人の人物に復讐することを
違った‥もちろん1人は私に挫折を
味わわせてくれたあんただ!」
「ひぇーー!!」
あの時の屈辱は忘れないじわじわと苦しめて殺してやる…。そしてもう一人は私の認定証を奪って今頃どこかでのうのうとヒーローしている盗っ人野郎だ!!こいつだけは許せん!すべてがこいつのせいだからな…必ず見つけ出し、この天才が編み出した最高に苦しい殺し方で殺してやる!!」
「そしてもう1人は‥」



ぎろり!!と次は大ガマを睨みつけた



「ラッキーマン、お前だ!!この天才を
バカ呼ばわりした事後悔させてやる‥」
「はん!!やって見なよ!!」



そう大ガマが叫んで天才マンに
飛びかかろうとしたその瞬間!!


ひら‥‥



「あ?なんか落ちた」
「‥ん!?」



その時、大ガマの懐から1枚の
紙がヒラヒラと落ちた‥
それはヒーロー認定証のようだった
落ちた認定証を見た天才マンは
目を疑いそれを拾い上げた


認定No.1‥
そして裏には‥自分が描いた
野獣の絵と日付!!


たった今気がついた
‥自分を侮辱したこの男が
認定証を盗んだ犯人だと



「ふ‥ふふ‥」
「なんだ?いきなりオーラが‥」
「ご説明しましょう!」
「お、久しぶりー最近見なかったな」
「それを言うな!全く‥
その認定証は、先代のラッキーマンが宇宙で拾ったものなのだ!そして天才マンの名前を消して自分で書いたのでした!」
「はァァァ!?あのおっさん何やらかしてんだ!!」


となると自分が認定証を盗んだ犯人に
なるでは無いか、と先程から
不気味な笑い声を上げる天才マンを見る‥




「ふ‥ふふふ‥」
「‥ま、あんたのその根性!この
大ガマラッキーマンが叩き直してやるけどな‥」
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