親指グンジョーの正体の巻

パワーマンを無事に撃破し、
真千子を助け出した努力マンと勝利マン!!
真千子を離したあと‥勝利マンは
笑みを浮かべながら満足げに努力マンの
背中を見つめながら呟いた‥


「努力‥お前強く‥なったな‥」


そう呟いてかくり、と項垂れ意識を
失った兄に努力マンはかけよった



「兄さん!?兄さん!!」
「安心しろ死んじゃいないさ、死んだら
負けっていうのが兄さんの口癖だからな死にはせん」
「本当に強くなったお前を見て
安心して眠りについただけだ、
ゆっくり寝かしてやろう」



友情マンの言葉通り‥勝利マンは
大きないびきをかいて眠っていた
いびきまで豪快である



「‥もう1人助けなきゃ行けないのがいたな」


努力マンはまぁ先程まで埋まっていた
スーパースターマンの所へ歩み寄ると
スーパースターマンを片手で持ち上げた
助けられたスーパースターマンはといえば‥



「はははー!!よっちゃんがこの下に
いると違いないと思って調査しようと
しただけさー!!」
「!!」


その言葉に大ガマは先程の
黒装束の男を思い出した



「‥(やっぱりあいつが)」



やはりあいつがよっちゃんだったのか、と
思い始めた大ガマの背中を見て‥
何を思ったのか友情マンは背中を向けて
どこかへ向かい始めた



「‥さてと」



そして友情マンはその場から姿を消した
誰もがこれで終わったと思っていた
‥だが!!



「(バカめ、この戦いはまだ終わっちゃいない!)」


カラン、と努力マンに照準を合わせて‥
そいつは努力マン目掛けて飛んでゆき!!




グサーーーーーーッ!!!
びちゃびちゃ‥!!




「「!!」」



そいつは努力マンの胸を貫き突き刺した!!



「‥は、んな‥!」
「ひょえーーー!!!」



努力マンの胸を突き刺したのは‥
忘れ去られていた鋼鉄マンだった
そう、これはタッグ戦‥
パワーマンを倒し油断していたが
もう一人いたのだった‥!!



「兄さん、やはり僕は、なっちゃいないね‥
兄さんとはえらい違いだ‥」
「努力っ!!!」



大ガマは青い顔で彼の名を叫ぶことしか出来ない‥
なぜなら鋼鉄マンを抜いてしまえば
努力マンは出血多量で死んでしまう!!



「努力マンこれで終わりだ!
今たっていられても俺がお前のからだから
抜け出せば大量の血が吹き出す!!
そしてお前は出血多量で死ぬのだ!」

「ふふ、死ねーーーー!!」



ドッ!!とジェットを噴射させて
鋼鉄マンは努力マンの体から抜け出さんと
動き始める!!


「ぐふっ、!」

「や、やめろーーー!!!」


大ガマが思わず駆け出したその時だった



「ぐ、がぁぁぁぁ!!」
「「!?」」



努力マンがいきなり力強く
鋼鉄マンを掴みあげた!!
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