怒りの怒力マンの巻

「(こ…こいつはヒーローチーム副将のラッキーマン!私とやる気か…!)」
「(……どう見たって怪しすぎる…)」


よっちゃんとエンカウントした大ガマ!
どう見てもこいつは…ラスボスのよっちゃん
だと考えたが……



「(今戦っても俺1人じゃあなぁ……)」



いま上では勝利マンと努力マンが
戦っているのに勝手な真似をして
自分が戦えなくなれば…と考え
大ガマは目を瞑ると後ろをむく



「…邪魔したな」



財布を拾い上げると大ガマはそのまま
割れ目からでていき…よっちゃんは
ニヤリと笑った



「(懸命な判断だぞラッキーマン…
お前が次に私会う時…それはお前が死ぬ時だ)」


………………………………………………………………………………


その頃上では…努力マンがパワーマンを
追い詰めていたが…?



「確かに俺の全身鍛え上げられた体に
ここまでダメージを与えたお前の連続
キックは大したものだ、認めてやろう
だが!勝つのは俺たちだ!!」



そう叫ぶとパワーマンは後ろへと鋼鉄マンを飛ばした!!



「な、なに!?」
「槍を後ろに!?」


そして飛ばされた鋼鉄マンは
観客席から1人の女の子を
槍先に引っ掛けてパワーマンの
手元へ戻ってきた、連れてこられたのは…



「きゃー!!!」
「ふふふ、ぶわっはっはっは!!」

「!!あれは、目立の妹の真千子ちゃん!!」



目立事スーパースターマンの妹…
真千子であった



「1歩でも動いてみろ、このガキの命はない!」
「ふぇぇええん!!」
「き…貴様!!私は、そんな汚い戦い方をする奴が許せんのだ!!」
「そうだパワーマンそんな手を使ってでも
勝ちてぇのか卑怯者ーーー!!!」
「え?」


勝利マンの言葉に努力マンを始めとする
ヒーローチームは彼の方を振り返り
勝利マンは顔を真っ赤にした…

お前が言うか

そう言いたいヒーローチームだった



「コ、コラー!、人質を取るなんて
反則だ!!すぐに…」
「うるせー!!」



止めに入った審判まで殴り飛ばされ…
試合も何もあったものではなくなった



「さてこのガキの命だが…お前の命と引き換えだ!!」
「!!」



努力マンの命と引き換え
その言葉に静寂が訪れ…
努力マンは覚悟を決めてあぐらを描き
その場に座り込んだ



「わ、わかった…真千子ちゃんを離せ!!」
「努力!!」


パワーマンはニヤリ、と笑うと鋼鉄マンを
努力マンへと向けた



「いい度胸だ、しかし離すのは
お前を刺してからだ!そこを動くんじゃねーぞ…」


「やめろ!!パワーマン!!」



しかしその時、勝利マンの声が響いた
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