なんだこのオヤジの巻

今日も大ガマこと洋一は筋トレに
シャワー、朝食を済ませて学校へ行く…
んだが変わった場面があった。


「確かです代の隣になったんだっけか」


そう、席替えをした為席がです代の隣に
なったのだ…今でも彼女の顔面を間近で
見ると冷や汗が流れるが彼女は性格は
良いので悪い印象はない…のだが
大ガマは前世ではえんらえんらや
八百比丘尼やフミちゃん等可愛い、美女
系統の女が多かったためどうしても
少し怖く思ってしまうのだった



「「あら、追手内くんおはよう〜」」
「おう、おはようさん」



どんどん生徒が登校してきた…のだが
その時!!



「全校生徒につぐ、火事だーっ!!1階から火が出たーっ!!逃げろーっ!!以上!!」
「すっげぇ酷い放送だなおい」



こんな大雑把な放送があるだろうかと
大ガマは思ったが放送を聞いて
生徒たちはパニックを起こし、我先にと教室から出て行こうとする
さて自分もと思ったその時だった


ドガッ!!!



「グエッ!?」



後頭部に打撃を受けて大ガマは倒れた
目を閉じる前に見えたのは逃げる
です代の姿で…彼女が犯人か、と
確信した後に意識を飛ばした


…………………………………………………………………………………


「………ん………ゲ、逃げ遅れちまったか」



目を開いて目の前に拡がったのは
火の海と化した教室であり…
逃げ遅れたか、と舌打ちをすると
窓に目をやる



「しょうがねぇな窓から…」
「えーん、えーん!誰か助けて〜…」
「ゲコ?」



窓を破って行こうかと思った矢先、
聞こえたのはみっちゃんの泣き声だ
どうやら彼女も逃げ遅れたらしい
助けようと近づいたのだが…



「ラッキー様〜〜!助けて〜〜!」
「おっとラッキーマンの方がいいと来たか…………確かに変身すれば大滝の術が使えるからそっちのがいいな」



ラッキーマンに変身した方がいいと
言うことなので廊下へ出るとらっきょを
食べて変身するとみっちゃんの元へと駆けつけた



「みっちゃん!!大丈夫か!!」
「あっ、ラッキーさま〜!!」
「今消火してやる、待ってな」



両手の中に水の塊を妖力で出すと
勢いよく滝のような勢いで水を噴射
させて…大滝の術で消火させた



「”大滝の術”!!」



ドドドド…という音を立てて大量の
水で火は消えて危険が無くなった所で
大ガマはみっちゃんを横抱きにすると
窓を破り、脱出した
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