恐怖の指レンジャー!の巻

「さぁこれで手当ては終わった!!これでもう大丈夫、友達だろ?気にするな…」
「う、うっ…敵なのにありがとう」


友情マンが大ガマにやられたヒットマンを
手当をし、ヒットマンは傷一つ無くなった
まずなぜ大ガマにヒットマンがやられたのかと
問われればそれは10分前に遡る…

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「殺し屋なぁ……銃を使う相手なら結界を貼っておくべきか?」


会長にトイレを借り、大ガマがトイレに
入ったその時であった…



「動くな!」
「!」


いきなりヒットマンが現れて
大ガマの首元にナイフを突きつけた!


「声を出すんじゃねぇーぞ俺もプロの殺し屋…殺してくれと頼まれた奴以外は滅多なことでは殺さねぇ大人しくしてろ」
「…プロねぇ、だがあんたは今ミスを犯したぜ」
「なに?」
「それはなぁ?」


大ガマはギロリ、と睨みつけるとヒットマンの
首とナイフを持っている手首を掴み、
押し倒しうつ伏せで押さえ込んだ!!


「俺になりすまそうとしたって事だ!!!」
「ぎゃっ!!」


ドォン!!と押し倒されてヒットマンは
苦しげにうなるが腕を抑えられている
ため動けずにその上、髪舌で拘束された


「おい、殺し屋の心配いらなくなったぞ」
「どういう……………あっ!?そいつは!?」
「こいつが会長の命狙ってた殺し屋ヒットマンだ、俺を閉じ込めてなりすまそうと
してたらしいが俺に目ェつけたのが間違いだったぜ」
「おおぉ!!もう捕まえたのか!?」
「わーい!!さすがラッキーマンわしの見込んだ男ー!」




そもそも大ガマを脅そうとしたのがミスであった…



「さぁ友達の私に君を殺し屋として雇ったよっちゃんの居場所を教えてくれ!」
「えっ、そ、それは…」
「なに〜〜〜っ!?手当までした友達の僕にも話せないというのか!?君がそんなやつだったとは!!」
「だ、だからプロの殺し屋として依頼主の秘密は……」



すっ、と立ち上がって友情マンは
ヒットマンを見下ろした



「じゃあ仕方ないイヤでも白状してもらう!」
「クソ、上手いこと言って拷問して吐かせるのか…」
「馬鹿だなぁ僕が友達の体を傷つける様なことするわけないだろ?」
「えっ、ほんと?」


その時友情マンが耳の握手の手を
取ったのを大ガマは見逃さなかった
そしてその手を………ヒットマンの体に
当ててくすぐり始めたのだ!!


「ギャハハー!やめてくすぐったい!!わーった!!わーった!!白状する、ひー!!」
「あれ取れんのかよ…しかも擽ったそう…」
「さぁよっちゃんはどこだ!?」
「よ…よっちゃんの場所は…っ、う!?」



白状しようとしたヒットマンだが
突如、目を抑えて苦しみ出して倒れた!!



「うぎゃーーー!!!!」
「ど、どうした!?……うげっ!?」


ヒットマンに駆け寄ると……ヒットマンの
左目がポロリと外れて中から変な小さな
メカが出て来たでは無いか!!



「げげーっ!!目の中から変なものが!!」
「う、げぇぇ……えげつねぇ……」
「おい大丈夫かよラッキーマン」
「お、おう」



その残酷な光景に大ガマは思わず
胃がせり上がり吐きそうになるのを
抑え込むように口を抑えて耐え……
その様子を見た勝利マンが背中をさする
そのメカは斧を取りだしてヒットマンの
頭に斧を振り上げて……


「ぎゃっ!!!」


ヒットマンはその斧一振で死に至った…



「げ、死んだ…!」


メカから謎の声が聞こえる…


『こんな事もあろうかとヒットマンの頭の中にこの高性能の盗聴器&殺人鬼を入れて置いたのだ…裏切り者は殺す、それが
このよっちゃんのやり方だ』
「な…に…!?」

『ヒーロー協会会長よ、こんな奴に私の居場所を吐かせなくとも私はもうその部屋の入口の前に来ている、お前の命を貰いに慣れ!!なおこの盗聴器は0、5秒後に自動的に爆発する…』



音声が途切れると直ぐに大爆発を起こし
4人は慌てて逃げだした!



「0、5秒じゃ逃げる暇ねぇっつの!!!」
「しかし謎の宇宙人よっちゃんはもう
ドアの外に来ていると!!」
「まさか、」
「げっ!?」
「こ、これは!?」



ドアを開けて広がった光景…それは…
先程まで美しく輝いていたヒーロー星の
建物が無惨にも壊されてめちゃくちゃに
なっていた光景であった……!
誰の声も…聞こえてこない…



「な…なんて事だ…ヒーロー、星が……!」


がくり、と会長が膝をつくと上に浮かんでいる
要塞から声が聞こえてきた…
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