全宇宙の危機!の巻

「ハッハッハッハ!!半人前のお前に何が出来る!!」
「っ、僕はもう昔の僕じゃない!!努力して強くなったんだ!!兄さんたちにも勝てるさ!!」
「何を!?聞き捨てならねぇ変身してかかってこい!!」



血の気の多い兄弟だ、と苦笑して
大ガマはまた二人の間に入った



「おいおいんな事してる場合かよ」
「師匠!!私かこの兄たちのどっちと行くか選んでください!!」
「ゲコ?」



何故か自分に振られたので思わず
素っ頓狂な顔になる大ガマ
友情マン&勝利マンと努力を
キョロキョロと見比べる…


「そりゃーとっても強くて!!」
「友達の我々ですよね!?」
「さー師匠!!」
「友よ!!」
「この争奪にも負けねぇぜ!!」
「……んー……」



真剣に考えれば…会長の命が狙われている
となればすぐさまにヒーロー星へ向かわな
ければならない……だとしたら……



「(…行くしたら努力の兄貴2人とだな…
司令を受けてすぐに来たってことは
宇宙船かに何かを使って来たってことだろ?)」



答えが出た大ガマは体の方向を
変えて友情マンと勝利マンの方へと
歩き始め…



「わかった、行こうぜ」
「「よし来た!!」」
「っそんな!?し、師匠!!」



無事えらばれたことにより拳を
強く握りガッツポーズの2人と
まさか兄を選ぶとは思わずに
絶望の色をうかべる努力…
大ガマは努力の方へと今度は歩き始めた



「師匠、どうして…!」
「勘違いすんなバーカ、会長の危機って
なら一刻も早く行かなきゃ行けねぇから
お前の兄貴選んだだけだ」
「!」
「俺が裏切るわけねぇだろ?…努力、お前も
移動手段探してすぐにこい…」



ぽん、と肩に手を置いて大ガマは笑顔を見せた



「待ってるぜ、努力」
「!!はい!!」


大ガマの言葉に努力は力強く頷き
その間に友情マンが呼んだ宇宙船の
飛田くんに乗り込んで…地球から飛び立った
飛び立つ様子を見ていた努力はすぐに
変身して、宇宙船を探して走り出した



「(直ぐに行きます、師匠!!)」
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