「これで人質なんてもう
取れない、な？」
「…お主は確実に我輩と大ガマを
怒らせた」
「さてと…」




そろそろ最後と行こう
オールチェンジマンとの戦いも…




「（俺の）」
「（我輩の）」

「「（最後のヒーローとしての仕事も！！）」」




杖を、ソードを腰へ収めると
力を溜め込み始める
二人が最後に繰り出す
技は…トドメの技は？




「…久しぶりにブチまかそうぜ土蜘蛛ォ！！」
「おう、分かっておる！！」
「妖魔界の皆の妖力を借りた…」
「とっておきの！！」




妖魔界の皆の妖力を、力を
借りたとっておきの必殺技
これでトドメを刺す…！




「「G（ガッツ）技を！！！」」




土蜘蛛と大ガマの体が虹色に輝き…
力が溜まると、ガッ！！と目を
見開き思いっきり飛び上がると
それぞれの必殺技名を叫んだ！！





「土蜘蛛･土遁の術！！」
「大ガマ･変化の術！！」

「「G！！！」」





G技の効果で威力は2倍…いいや
妖魔界の妖怪たち全ての力で
何百倍にも膨れ上がり…
オールチェンジマンへと襲いかかった！！




「なっ…！そ、そんな、馬鹿な！！
俺の…俺の！！


理想の宇宙がぁぁぁぁぁぁ！！！！」





オールチェンジマンの叫びは
2人のG技にかき消され…
今度こそ、再生もできない程に
チリも残さず…オールチェンジマンは
消え去った。





「……」
「………や…」

「「やったーーーー！！！！」」




オールチェンジマンが消え去ったと
言う事実が頭に要約入った
ヒーロー達は…飛び上がって喜び
大ガマと土蜘蛛の元への集まってきた




「よくやった！！ラッキーマン！！
救世主マン！！」
「ヒーロー神様も助かって
相手も倒された！！」
「よっしゃーー！！！勝った！！」




2人は黙ってヒーロー達の方へと
振り向くと…グッドサインを出して
笑顔で笑いかけた。




「っへへ！」
「ふっ…」




そしてエンマソードや封印杖
ブラスターやバズーカを
取り出すとしみじみ、とその武器たちを
眺めて心の中で礼を告げた





「（また、みんなに助けられちまったな）」
「（…それだけでなくぬらりひょん様や
エンマ大王様も助けてくださった…）」
「（みんなのおかげだ）」




みんなのおかげで…
大きな悪は倒され平和が戻ったのだった