大ガマ&土蜘蛛!世界を超えた力の巻

「もう諦めろよ、指輪を大人しく渡せ
そうすれば命だけは助けてやるぜ」
「さぁどうする?それにお主は
我輩らを倒すことは出来ぬ」



そう叫ぶと大ガマが例の指輪を
取り出してオールチェンジマンに見せた!




「び、ビッグコスモスゴッドリング!」
「ご、ゴッドリング!!」
「お前が打ったらこの指輪も
ぶっ壊れるぜ?」
「そうすればお主の作りたがっていた
新たな宇宙も作れまい」




確かにそうだ、とオールチェンジマンは
たじろいで冷や汗を垂らす…
大ガマと土蜘蛛は続ける




「さぁ指輪を渡せ、渡さねぇなんて
言ったら…再生出来ねぇように
これでチリも残らずに倒してやるぜ」




オールチェンジマンはしばらく考えると…
苦悶の表情で頷いた




「わ…分かった」
「「おぉっ!!」」




勝機が見え、ヒーローたちが
喜びの声を上げた…




「指輪を持った手を出して指輪を
俺らの目の前に置きな」
「我輩らが指輪を取った後に
救世手でお主の故郷へ送り返す」
「わ、分かった…」




ゆっくりと…大ガマと土蜘蛛の元へと
指輪を持った手を伸ばしていった
オールチェンジマンだったが…
突如、その腕が見当違いの
方へ伸び、たった一人の人物を捕らえた!!



「「あぁっ!!ヒーロー神さま!!」」
「油断したなラッキーマン
救世主マン、さぁ指輪とその武器を
置いて離れろ!!」




勝てないと察したオールチェンジマンは
人質を取り…指輪を彼らから奪い
去ってしまおうと考えたのだ!!
卑怯な真似を、と大ガマと土蜘蛛は
オールチェンジマンを睨む




「ラッキーマン!!救世主マン!!
こいつはまた同じことを繰り返す!!
私に構うなここでトドメをさせ!!」




だが…

まだ諦めちゃいない、と
大ガマと土蜘蛛は目を合わせあい
ニヤリと笑った




「……」
「……ここで悩むか押すかすると
思ってんだろ?」
「何?」
「…我輩と」
「俺には」





ここで悪に屈する自分たちではないと!!






「「お前を倒すという選択肢しかない!!」」





まずは大ガマが飛び掛かり
エンマソードで縄を切り!
そして間髪入れず土蜘蛛が
救世手でヒーロー神を助け出し
世直しマンの腕の中へと避難させた!!





「「おおっ!!」」
「な、何っ…!?」




最後の策も破られて…
オールチェンジマンは信じられんと
驚愕の表情を浮かべた
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