ビッグコスモスゴッドリングの巻

「私が100万年前あなたに閉じ込められていた時に隣の牢に居た…全とっかえマン!!」
「全とっかえマン!?」



通称オールチェンジマン…
そう、あれは100万年前…隣に居たのが彼だった。
同じ宇宙統一の夢を持ち、意気投合して
トレーニングする際に励ましの言葉を
掛け合って…夢を語り合い…
そして牢を破った際に彼とは別れたのだ




「…だからあの際、私が死んだと思い身の回りを漁っていたのか…」

「間違いない!!あれは第10小宇宙神を殺し指輪を奪った全とっかえマン!!」



世直しマンにそう正体を見破られた
オールチェンジマンは高笑いしながら
変装を解き…そこに居たのは!
鎧のごとき硬い体の宇宙人であった




「や…やはりオールチェンジマン」



そんなオールチェンジマンに大ガマは
ヒュウ、と口笛を吹いた




「へへっ、ラスボスに相応しい派手さだな」
「たが油断をするな、大ガマよ」
「わかってらァ」


…………………………………………………………………………………

大ガマと土蜘蛛がオールチェンジマンに
向かうその様子を…妖魔界の全妖怪が、
元祖と本家と元祖の妖怪が
エンマ大王とぬらりひょんが
テレビから見ていた…
手に汗握り唇を噛んで…
別の世界にいる土蜘蛛と大ガマの
勝利と無事の帰還を願っていた




「親方様…!」
「大将…!」
「大ガマ…」
「土蜘蛛殿…」
「土蜘蛛ちゃん…」

「…2人共…」
4/5ページ
スキ