燃え尽きたの巻

「そうか、あのセンヌキだ!!あれは兄弟の絆と言ってもいいセンヌキ!!
そしてラッキーマンと救世主マンの
ブラスターの力!そして努力の頑張りが
兄さんの記憶をよみがえらせたんだ!!」
「その通り、そして見ろ…努力マンは死んでいない」
「えっ!?あっ!!」



たしかによく見ると…刀が突き刺さって いたのは血の汗で努力マンは無事だった




「俺の記憶はずっと第三小宇宙の勝利マンだった。テメーごときに操られたりはしてねぇ」
「う、うそだー!負けず嫌いだからそんな事言ってるだけだー!さっきまで絶対操られてたくせに!!」
「うるせーっ!!俺が操られてねーって言ったら操られてねーんだよ!!!」




勝利マンが第2小宇宙のキャプテンを
殴り殺すと他のメンバーは逃げていった。
そして勝利マンがキャプテンを倒すと
天才マンもいつもの調子に戻った




「ふっ、この天才もこうなることを
お見通しで操られていた振りを
していたまで」




そして勝利マンは倒れる努力マンに
歩み寄り…努力マンを背負うと
ヒーロー達に向かう



「よっしゃーーー!!!!第3小宇宙の勝ちだ!!」


「や…やった!!勝利マンと天才マンが帰ってきた!!」
「帰ってきたんじゃねぇ!俺たちはずっと第3小宇宙人だ!!」




無事に帰ってきた勝利マンと天才マンに
ヒーロー達が喜ぶ中…大ガマと土蜘蛛は
2人並んで拳を合わせグータッチを
すると…笑いあった




「…我輩らの助けは無駄ではなかったようだ」
「だな、これで」



…これで…




「俺とお前が、いつ妖魔界に消えても大丈夫だ」
「…うむ」



心強い味方が戻ってきて皆揃った
そして何よりも弟子である努力マンの
成長もこの目で見れた




「我輩と大ガマが消えても…
大丈夫だと思わせてくれ、皆」
「俺と土蜘蛛がいなかったら
全宇宙はお前らが守るんだからよ」




準々決勝も勝ち進んだ…そして…


そしてまた…妖魔界帰還への
カウントダウンが進む音がした
…気のせいか、時計の秒針の音が
2人の耳に聞こえた気がした…
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