まさかの再会の巻

「……よし」
「一か八かだ」



ブラスターとバズーカを構えれば
勝利マンは不敵な笑みを浮かべて
構え、天才マンはいつもの通りに
前髪をときつつもニヤリと笑う




「なんだァ?そんなおもちゃみたいな
もんでやろうってか?」
「ふっ、いい年こいておもちゃで遊ぶのか君たちは」




そして引き金に指をかけ
戻ることを願って…




「「発射!!!」」

「「!?」」




発射すれば、「すっぽーん!」という
おもいだスッポンの声と共に
天才マンと勝利マンは光に包まれた
光に包まれると2人の
「第2小宇宙」という文字が消えた…



「おお!!第2小宇宙の文字が消えた!!」
「これはもしかして…!」



もしかして戻ったのではと
期待をして、大ガマが声をかける!



「思い出したか!?お前ら!!」



しかし…




「今何をした?」
「ただの目眩しかな」
「!!」




2人は何も思い出していなかった
ダメか、と大ガマは唇を噛んだ




「ダメか…!!!」




そして勝利マンが叫ぶ




「さぁさぁ!!早く戦おうぜ
こっちは2人だ!!そっちの代表は
その2人でいいんか!?あ!?」




プライドが高く2人で戦おうと
しなかった2人が…
あの頭脳と戦いぶりをかければ
勝てない…!!
会長は決断をした。




「勝利マンに勝つということは
勝利マンを殺すということ…
しかしあの二人に勝たなければ
大宇宙の平和はない!!」
「………」
「大宇宙のためにあの二人と戦わねばならんそれは知っているな?そして勝利マンの勝ち負けは殺すか殺されるか‥

兄弟で殺し合いはさせられない!!」




だから努力マンと友情マンは外す、と言う
言葉に大ガマと土蜘蛛は頷いて口を開く




「…なぁ、ここは俺と土蜘蛛に任せてくれ努力」
「ここは我輩と大ガマが引き受ける」
「……うむ、ここはラッキーマンと
救世主マンに任せよう」




努力マンはその言葉に黙って俯いた
そして大ガマと土蜘蛛は2人に近づき…
土蜘蛛が努力マンの横を通り過ぎる際に
呟いた



「努力マンよ、まずはあの二人を
戻す事を考えることが先かもしれぬ
だがだがあの二人が相手だそんな余裕はない、間違いなく殺し合う!!さぁ戻るが良い!」
「この役は…俺らに任せな」

「(師匠……救世主マン……)」




向かう2人の背中を見つめ…
努力マンは決断して叫んだ





「救世主マン




戻ってくれ、私が戦う!」
「何?」
「「努力マン!!」」

「殺さねばならんのなら
自分の手で殺す!!」





その発言に土蜘蛛は目を閉じ暫し考えると…
大ガマの肩を叩いて後ろを向いた




「………大ガマよ」
「任しとけよ、俺と努力が何とかするさ」
「わかった、大ガマと努力マンに
託そうぞ…健闘を祈る」




土蜘蛛は大ガマと努力マンに任せると
仲間の元へ戻っていった…





「じゃーおっぱじめっか」
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