スーパースターマンの秘密の巻

「あばよ!」
「差し歯だ」
「「ラッキーマン努力マンありがとうー!」」
「スーパースターマンアディオース!」
「お前は相変わらず何もしてない」


いつものように大ガマと努力マンが
宇宙人を倒して、スーパースターマンも
ペガサスに乗って去ってゆく…
そして目立はとある場所へ着くと
ボロボロの家と思わしき場所へと入ってゆく…



「…ふっ、実はこの目立たがるの家が超貧乏とはな…人には言えないぜ」



目立はこの悲惨な家で借金取りや世間から
逃げるかのようにひっそりと10年以上も
暮らしてきた…その反動でだ、外に出た
時くらいは目立っていたいと…日本一
目立ちたがる中学生になってしまったのだ
…そして、目立には弟妹がいるのだが…
貧乏を理由に…スーパースターマンが
弱いことを理由に虐められていた…


「…お兄ちゃん」
「うん?」


帰ってきて、内職をしていた弟の拓内が
突如すっく!!と立ち上がり目立に聞いた



「スーパースターマンは強いよね!!」
「強いよね!!」
「!!」


目立はしばしの間黙りこみ…
こくり、とうなずくと2人を抱きしめた



「ああ、宇宙一強いヒーロー…それが
スーパースターマンだ」
「やっぱりそうだよね!」
「わーい!!」
「よし!!その証拠に次宇宙人が来たらスーパースターマン1人でやっつけてやろう!!」



その様子を…目立がボロ家に入るのを
見かけて影から見ていた努力と大ガマ…
努力は感動で震えながら大ガマに聞く



「み…見ましたか師匠」
「おう」
「うおーーーーーーっ!!!!なんて美しい兄弟愛なんだーーーー!!!!」
「(あーやっぱな…こいつこーいうのに弱ぇよなぁ)」


努力は涙をボロボロ流しながらも
大ガマの肩を掴んだ


「師匠!!次宇宙人が出たらスーパースターマンに活躍させてやりましょうね!!」
「え?でもよー…あいつにどうやって活躍させんだよ、それにこういうのあいつのためには…」
「何言ってんですかー!!!ここまで感動が出来上がってんのにー!!!」
「わかったわかった!!暑くなんなってば!!上手くやるからよ!!」


そう会話をしていると目立が家から出てきたので
咄嗟に隠れてその様子を見やる…
なにやら道具を持って何かを作るようだ



なんとしてでも次の戦いは勝たなくては!!
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