先頭に立っていけ!の巻

大ガマに殴り飛ばされて努力マンは
2メートルくらい飛ばされてアスファルトの
地面にたたきつけられ…頬を抑え
大ガマを見上げた




「し…師匠、なぜ…!?」
「何故じゃねーわボケ!!
だから俺も勝利マンもおめーは
甘いって言ってんだ!!一流の
ヒーローが私情で宇宙のかかった
戦いから降りていいと思ってんのか!!」
「っ!!」




確かにその通りだった
ヒーローならば…宇宙の平和を
優先すべきだと




「それにな!!そんなトーナメント
ほっぽってまで勝利マンと天才マン
探しに行って2人は喜ぶと思うか!?
いいや2人は喜ばねぇ!!むしろ
怒って殴り飛ばすはずだぜ!!」
「うむその通り、2人ならばそうすると
我輩も思う……むしろその様な行動を
取れば勝利マンはお主に失望するであろう」

「………」




俯き拳を握る努力マンの
肩に手を置き、大ガマは優しく言い聞かせた




「誰かの後ろを着いてまわんのは
もうやめだ努力、お前が先頭に立って
行く時だろうよ」
「!!!…私が、先頭に!?」





勢いよく頭を上げた努力マン
大ガマと土蜘蛛は微笑み頷いた





「そうだ、お主は勝利マンの弟
あやつに負けぬリーダーシップが
取れるはずだ」
「不安だってーなら俺や土蜘蛛もいるし
皆もいるだろ、な?」




そう大ガマが皆の方を見ると
皆は頷いて会長も言葉を続けた




「ラッキーマン、救世主マン
よく言ってくれた、あのふたりが居ない今先頭に立ってもらいたい‥ラッキーマンと
救世主マンはそれを教えてくれたんだ」

「…よーし!!私も兄さんに
負けないくらいのリーダーシップを取ってみせる!!」




いつもの勢いを取り戻して
決意を燃やす努力マンに
大ガマは頷いた。
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