新たな戦いと衝撃の知らせの巻

「つまりヒーロー神以外の神が大宇宙神になったら大宇宙の平和どころか我々の宇宙も‥」
「ヒーロー協会のヒーロー諸君、この第3小宇宙の代表としてこのトーナメントに参加してくれないか?」



前をしっかりと向き、ヒーロー神は
真面目な表情で告げた



「前大宇宙神様は平和を重んじるそれは偉大な方だった‥その意志を継がねばならんのだ、しかし他の小宇宙神は全ての宇宙を自分のものにする事しか考えてない!!」



その言葉にヒーロー達は‥



「ヒーロー神様‥大宇宙の平和を守るため!!我々ヒーロー協会は必ず勝ちます!!」
「そんな欲深ジジイ共に任せられねぇ!やるぜ!!」
「うむ、やるか!!」
「よーしみんな戦おう!!」
「「おーー!!!」」



ヒーロー達も、全員拳を突き上げて
やる気を出す‥
これは当然の返事であった
珍しく皆心をひとつにしており
会長もうむうむ、と頷いた




「ありがとう、皆」




そんなヒーロー達の言葉に
ヒーロー神は目に涙浮かべて
彼らのその心意気に感動した





「んで大宇宙ってどう行くんだ?」
「それは我輩が‥」



どうやって行くのだと大ガマと土蜘蛛が
話していたその時








「(大ガマ、土蜘蛛 聞こえるか)」


「「!?」」




突如、どこからともなく声が響き渡った
その声には聞き覚えがあり‥2人は
辺りを見回すが、他のヒーローには
聞こえて居ないようで、どうやら
大ガマと土蜘蛛の脳内に話しかけられて
いる様だった
2人は脳内で返答した





「(だ、大王様!?エンマ大王様ですか!)」
「(あぁ、久しいな)」




大ガマがそう返答すればそうだと帰ってくる
2人の脳内に話しかけてきたのは
妖魔界の王‥エンマ大王であった
周りを見回し、自分らに目線が
行ってない事を確認すると
目を閉じ脳内でエンマ大王と会話を交わす





「(大王様、お久しぶりです!!
ご復活なされたのですね、良かったた!)」
「(あぁ、お前達も転生していて
記憶があるようでよかっ
だがすまないな、まさか違う世界に
転生させてしまうとは‥‥)」
「(?どういう事ですか)」





こほん、とエンマ大王が咳払いをして
なぜ2人がこの世界へ転生してきたのか
説明をしだした





「(本来ならば‥元の世界で
転生してY学園へ入学し
N星人と対峙するはずが手違いで
お前たちだけ魂が違う世界へ
飛ばされてしまいその世界へ転生
したんだ‥‥)」
「(そうだったのですか‥‥!!
あの異星人はどうなりましたか!?)」



大ガマがそう尋ねる



「(安心しろ、転生したジバニャン
達が倒した‥ジバニャン達は
妖怪に転生し直して、妖怪達はみんな
妖魔界の復興をしている
もう既に復興は終わりそうだけどな)」
「(そうですか‥‥そう、ですか!!)」





エンマ大王のその言葉に大ガマも
土蜘蛛も涙を浮かべて顔を見合わせ
嬉しそうに微笑んだ。





「(良かったな‥土蜘蛛!!)」
「(うむ!)」
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