あっと驚く転校生の巻

「えーっ!?救世主マン!?」
「ラッキーマンの1番のライバルの!?」
「ラッキーマンと言えば救世主マン!!」
「裏宇宙のダークヒーロー!?」



まさかの転校生が救世主マンだと知り
クラスメイトはワイワイと騒ぎ始めた
そしてその中には‥



「きゅ、救世主マン様だわ‥」
「クールで真面目で素敵‥」
「やーんイケメンが増えた!」




うっとりとして土蜘蛛を見つめる
女子の姿もあった





「バレたのならば仕方あるまい
そうだ、我輩の真の正体は救世主マン
である‥だがだからといって気を使う
必要もない、1人のクラスメイトとして
絡んでくれて構わぬ」
「救世主マン!!」




そんな土蜘蛛に努力が立ち上がり声をかけた
土蜘蛛はふっ、と笑い彼らに笑いかけた





「ここでもよろしく頼むぞ」
「えー、では裏野くんは‥
追手内くんの隣に」
「うむ」




土蜘蛛は無言で大ガマの隣の席へ座る
そして大ガマの方を向き彼に笑いかける




「大ガマよ、どうやら我輩とお主は
切っても切れぬ運命のようだな」
「へっ、そうみたいだな
まさかあんたが同じ学校同じクラスに
来るとは思ってもみなかったぜ」
「何、前世でケータが過ごしておった
”普通の学校生活”とやらが気になったのでな」



大ガマと土蜘蛛はこつり、と拳を合わせて
嬉しそうに笑いあった




「折角表に来れたのだ、
どうせならばまた地球で
過ごしたいではないか」
「そうだな、今までの分楽しめよ土蜘蛛」




俺様はいつでもあんたに付き合うぜ!と
笑って胸を叩く大ガマにぷっ、と吹き出した。




「くっくっく‥そうさせてもらうか」




そしてまたこのクラスに宇宙人が‥
ヒーローが増えてまた賑やかになった。
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