寂しがり屋の黄桜の巻

さっちゃんが安らかな眠りにつき‥
そして次に襲いかかったのは
自分たちの命の危機




「っそうだ!!早く脱出しねぇと!!」




そう、脱出しなければブラックホールに
吸い込まれてチリとなる!!
ヒーロー達が数々の必殺技を
打ってみるもののヤワラカクナイは
ビクともしなくて‥
大ガマは土蜘蛛の方を振り向く




「ッ土蜘蛛!!なんかいい方法ねぇのか!?」
「我輩は‥どうする事も出来ぬが‥
!‥そうだ大ガマ、うんがい鏡は‥」
「!!そうか、うんがい鏡!!」




大ガマは急いでうんがい鏡のメダルを
ブラスターへはめて引き金を
ひいた、だが





『(妖怪電波の範疇外です、ワープできません)』
「っちくしょう!!!!」





さすがにうんがい鏡でも星の外までは
ワープできなくて‥‥
大ガマはメダルを引き抜いて懐に戻して
拳を握り‥地面を殴ろうとした

その時!!








キュー‥







「‥んあ?」
「!!大ガマ、お主!!」
「「ラッキーマン!!」」




キュー‥と言うブラックホールの音が
聞こえてきて土蜘蛛やヒーローたちは
振り向いた、そこには‥さっちゃんの
胸のブラックホールに腕を吸い込まれてる
大ガマがいた!!




「ブラックホールになってたのか!?
‥ここは一体どこに繋がって‥」




大ガマがブラックホールの中をのぞき込む
‥するとどうだろう、ブラックホールの
中はなんと大ガマが通う学校のトイレに
繋がっていた!!大ガマは叫んだ




「おいここ地球に繋がってんぞ!!」
「何!?」
「問題はこれをどう広げるか‥」
「ラッキーマン、無理です小さすぎる‥」
「なんかいい方法は‥!?」




メダルを取りだし多くのメダルを漁る
土蜘蛛が大ガマに寄って、共にメダルを漁る





「デカニャンのメダルはねぇか!?
さっちゃんがでかくなれば‥」
「‥ないようだ、フユニャンのならばあるが」
「っちくしょう‥!!」




どうしようも無いのか、そう絶望したその時
大ガマの肩に手が置かれた




「!?‥お前は」
「‥黄桜」




大ガマと土蜘蛛の後ろにいたのは
黄桜だった
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