バレンタインデーの巻

目立と話していた大ガマだったが
腹がくぅ、となり貰ったチョコに目をやる


「…朝飯食ったけど小腹すいたな、
チョコ減らすためにも食うか…」


チョコの箱を開けて食い始める大ガマ
その様子を見て努力は頬をかきながらも
羨ましそうな顔をした



「いやー師匠いいなぁ、私はひとつも…」
「ん?…何言ってんだ貰えるだろお前も」
「えっ?」

「杉田くーん」



大ガマが指さした先を見ると、
そこにはチョコを持った数人の女の子が
努力を呼んでいた


「あ、な、なんでしょうか…?」
「行ってやれよ」



努力が女の子達の元へ行くと
女の子達はそれぞれチョコを
努力に渡し始めており
努力は嬉しそうに頬を緩めていた



「良かったな努力……………減る予感しねぇな」
「おはよう追手内くん!わぁ、チョコの数すごい!」
「お、みっちゃんおはよー」


大ガマがチョコを食べていると
みっちゃんが登校してきた


「追手内くんこれ友チョコ、あとです代ちゃんからも」
「おーありがとよ……んでそのです代は?」
「です代ちゃんお風邪ひいて休みよ」
「マジか、安静にしてるといいんだけどな」


そう言って大ガマがチョコを受けとろうとしたその時!!



パッ!!



「!?」
「きゃっ!?」


突然キューピットが現れてチョコを奪い取っていった
キューピットは次々に女の子の持っている
チョコを奪っていく!!


「キャー!!キューピットが私のチョコを!!」
「私のも!!」
「なんだアイツ!?」
「おっきみいっぱい持ってるねーもらい!」
「あっ」
「なんだこれ?全部空箱じゃねーかいんちきしたろ」
「うわーっ!!!やめろ〜!!やめてくれー!!あぁ私のプライドが…」



空箱インチキだとバレた目立は
教室の中で寝込んでしまった
そしてチョコを集めたキューピットは
校庭へと出ていく…



「ご主人様これで全部です」
「よーしご苦労、君はもう帰ってよろしい!」
「なんだアイツは!?」
「宇宙人だ!!」

「俺はチョコレワトマンダ!!見て通りチョコでで来ているのでチョコレートがエネルギーなのだ!!そして今日地球に来ればチョコが沢山あると聞いてかっぱらいに来たのだ!!」


それを聞き、乙女の恋心を踏みにじる
真似をするチョコレートマンに対して
大ガマは怒りを覚えた



「んだと!?レディの想いが詰まったもんをなんだと思ってんだアイツ!!許せねぇぜ、努力行くぞ!!」
「はい師匠ー!!」


努力と大ガマは変身すると
チョコレートマンの元へと降り立った
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