決着!さっちゃんの巻

そしてさっちゃんはその傷の謎を
語ったのだが‥その傷というのが
何ら大したことない、コエルモンと言う
宇宙人に切り離して貰ったはいいが
顔まで切られたから傷だという



「大した事ねーじゃねぇか!!」
「そ、そんなの切ったやつが悪いんじゃないかー!!」
「まっ、そりゃそーだ早速コエルモンはこのギルガメッシュで葬った、しかし元はと言えば手をくっつけたお前らが悪い!!」


ぎろり、と睨みつけて近づくさっちゃん。



「ああ礼してもらわねーとな!感謝の意を込めて…だがそれでお前も人並みの痛みを知ることが出来たんだからな!!
でもお前のその汚ねー面の傷は癒えても心の傷はそう簡単に癒えはしねぇ!!」



その通り、さっちゃんの顔の傷が癒えても
大切な人を失ってしまったその
心の傷は癒えぬのだ‥
さっちゃんはため息をついた



「もうハエにたかられるのは沢山だ」



そしてプレッシャーと殺気が
その場に漂う‥大ガマもいつ
さっちゃんがかかってきても
対処できるようにと構えていた‥




「‥‥‥‥」




すると、静かに大ガマの後ろに
ブラックホールが現れて‥




がしっ!!




「ゲコッ!?」




そこから伸びてきた手に寄って
大ガマはブラックホールに引きずり
込まれてその場から姿を消した
大ガマが居なくなったことには
誰も気がついていなかった‥




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


「いで!!」



ブラックホールの中に消えた大ガマは
暫しの時間が経つと元の場所へ戻された
‥いや、さっちゃんたちがいる場所から
離れた場所へ落とされた




「なんだったんだよ‥‥‥」




落とされたせいで尻を打ち、
尻を擦りながら大ガマが立ち上がる
そして辺りを見回した大ガマは‥
目の前の惨劇に気がついた




「っ!!」



目の前で繰り広げられていたのは
さっちゃんと三本柱マンJrの戦い
そして2人以外は誰もいない‥
各々のヒーロー達の身につけていた物が
落ちており‥2人以外がどうなったか
大ガマは分かってしまった




「‥さっちゃん‥のやろぉぉぉ!!!」



土蜘蛛だけでは飽き足らず、
数々の仲間を消したというのか!!
大ガマは涙をにじませ怒りで燃えながら
ハチマキに手をやった



「ぶっっっ殺す!!!!」




そしてその頃、さっちゃんは
三本柱マンJrの剣を消し…
今彼を殺さんと剣を構えて
突っ込んでいた




「このゲーム!!私の勝ちだ!!」




その剣が三本柱マンJrに刺さる‥!




グサッ!!!!
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